良月(りょうげつ)の たび日記

神奈川県 湘南地区在住。折口良月(おりぐち りょうげつ)の神奈川、東京、静岡、山梨、長野など関東近郊地域への行楽、外出。美術館、博物館めぐり。その他国内旅行などお出かけの記録。

2013年06月

 

レオナール フジタ 藤田嗣治 第一次渡欧 研究

 渡欧100周年を記念して開催された「レオナール フジタ」展。
今回の展覧会の絵を見たり、図録を読んだり、過去、東京国立近代美術館で見たフジタの猫の作品や戦争画を見て、よくよく考えると実は、滞欧中 資金(の一部)は、親(藤田陸軍軍医総監)からの仕送りや援助だけでなく、軍から出ていたのではないかと考察することもできます。もちろん海軍からではなく、陸軍からです。
自由に資金を得ることができるわけではなく、軍事探偵の役割も担っていたのでしはないでしょうか。
 これは、彼の家系にも由来するものでしょう。
  この縁が後年、戦争画を描き、あの敗戦後、占領時代のフランス渡航と帰化にもつながってくるのではないかと思われます。
(あくまで推測にすぎず、中学生レベルにも及ばない自由研究です。モチロン論文でもありません。)

静岡市美術館 レオナール・フジタ展 (とさわやかのハンバーグ)

 道の駅とみさわを出発したのは、午後4時前、富士川沿いに国道を南下し、新東名の新清水インターから高速道路に。新静岡インターで降り、静岡市内中心部へ向かいました。途中、道を間違って大回りしてしまいました。市街地の東側から中心部に入ってしまったため、駅前周辺道路は混んでいて時間がかかりました。到着したのは午後5時頃。美術館は静岡駅前にあります。近くのコインパーキングに駐車して歩きました。
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静岡の駅ビル。美術館が入っている高層ビルの前の歩道から撮影。この高層ビルにはホテルや飲食店、お店、オフィスも入居している複合ビルです。おりから6月のジューンブライドの季節。婚礼に参加するのであろう礼服を来た人がホテルに出入りしています。





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美術館へはエスカレータかエレベータを上がります。

入口前のホールにはミュージアムショップがあります。ここで図録を買いました。





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館内に掲示してある展覧会のポスター。
渡仏100周年記念の副題。
大正2年。第一次世界大戦が始まる前年にあたります。

レオナール・フジタ、藤田嗣治。渡仏当時、父、嗣章は朝鮮総督府医院長の職にあり、兄嗣雄も総督府に勤務していたそうです。(図録の説明による。)渡仏直前に、当時の京城を描いた絵が展示されていました。父の官舎の窓からの風景だそうです。当時、父嗣章の階級は陸軍軍医総監であったはずです。渡仏直前の父と兄の任地訪問と滞在は、肉親にあいさつをすることが主目的ではなく、資金についてであったろうとも説明にありました。
 明治の末から大正のはじめにかけての陸軍軍医のトップは軍医総監 陸軍省医務局長の森林太郎であったことはよく知られています。(漢字だけ見るとうっかり、しんりん たろう と読んでしまいそうですが、鴎外林太郎です。)軍医総監とは、いかめしい名称ですが、大将、中将、少将のように階級なので複数いるわけです。現在においても警視総監という役職と警察官としての階級が同じ名称があるため混同してしまいます。ずっとのちに陸軍軍医総監は陸軍軍医中将と変わりますが、軍医大将の階級はなかったので軍医官では最高階級です。説明にもありましたが、父の関係で森鴎外とも面識があり、将来について相談したようです。
 明治時代の資料(陸軍現役将校同相当官実役停年名簿?  正式名称は失念。)を見ると森林太郎は、藤田嗣章よりも序列が上であるが、年齢は何歳か下。林太郎があまりに早く大学を卒業して軍医に任官したからなのか、大学の学閥や鴎外の出身津和野のお隣、長州閥(つまり山縣有朋=「舞姫」の天方伯爵のモデル?)との関係なのでしょうか。
 同名簿には、任官年月日も記載されており、藤田の方が先に軍医補として明治10年に任官している。西南戦争の最中です。戦争当時、軍医官を多数採用する必要があったのでしょう。森は何年かのちに大学を卒業してから軍医副で任官。その数か月前に藤田は軍医副に進級。さらに数年後、同時に藤田と森は二等軍医に進級している。

 軍関係に華麗な閨閥を持つ家に生まれ、第一次大戦と第二次大戦の間のヨーロッパ社会で受けいれられた日本人画家。しかし第二次大戦後、戦争画のことで非難され、占領下の日本を離れて再び渡仏。のちにフランスに帰化し、日本国籍を捨て二度と故国日本に戻らなかった画家・・・。栄光と挫折、光と影、数奇に満ちた藤田=フジタの生涯と画業には、なぜかひかれるものがあります。
 個人的には、私の曾祖父と祖父の成育地は当時の牛込ナントカ町(現在は新宿区で住居表示が実施されている。)であり、明治19年生まれの嗣治の生地は現在の新宿区新小川町8番地。徒歩だと5分程度のご近所。(これが興味をもった一番大きな理由なのかも)
 年齢的には曾祖父のほうが嗣治に近いです。「あそこの偉い軍医さん家の息子さんは・・・。」と当時牛込界隈でご近所話になっていたか、はたまた、通勤途中の軍医 藤田嗣章と子どもの頃の曾祖父は何回かすれ違ったことがあったかどうかは全く想像にすぎないでしょうが・・・・・。。もっとも父、嗣章は転任し一家は熊本に引っ越して、のちに東京に戻って住んだのは、別の場所。(図録の説明による。)嗣治自身は、生地と幼少期が新小川町であるのみで、実際にはここで育ったわけではなく、記憶も無かったでしょう。
 兄、嗣雄(陸軍の法務官など歴任)の妻は、陸軍大将児玉源太郎の娘。児玉秀雄伯爵(朝鮮総督府政務総監、戦時中の陸軍軍政顧問など歴任)や児玉友雄陸軍中将(京都の第16師団長や台湾軍司令官など歴任)とは義理の兄弟あたり、戦争画を依頼されるのは必然だったのでしょう。
 嗣治の戦争画は以前東京国立近代美術館で見たことがあります。2005年に同美術館で嗣治の展覧会が開催されましたが、これは見逃しました。一昨年、箱根のポーラ美術館で開催された嗣治の展覧会を見たのが最初です。
 レオノールという名は、説明によるとレオナルド・ダビンチからとったそうです。フランス語でレオーナールと呼ばれた2人の外国人芸術家、共通点は外国で生まれ、晩年はフランスに住み、そして異境の地で生涯を終えた点でしょうか。ダビンチは、アンヴォワーズの住居(現在は観光名所にもなっていますが)で死去。フジタは、スイスの病院で死去。フランスに移り住みながら、二人ともパリで人生の最期を迎えていない点も共通しています。


 静岡市美術館を出て、再び車で移動します。展覧会見学中、下の子はぷーたれもせず、淡々とついてきました。(内心では興味なかったのでしょうけど・・・。)お目当ては、さわやか。つい最近、テレビで静岡のハンバーグチェーン店を取り上げていました。これが「さわやか」。緑の看板が目印のようです。サイトで調べてみると静岡市内から車で行くのに近い店は東名静岡インターそばの店。実際に車を走らせると10分で着きました。
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緑色の看板。今までこの道は通ったことはありましたが、気づきませんでした。静岡県民ならば誰でも知っている店のようです。
緑色の看板と炭火焼ハンバーグが結びつかず、今まで見落としていました。知らないということはとても怖いことです。












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店についたのは、夕方6時半を過ぎていました。広い駐車場はほぼ満車。店の入り口付近の待ちシートは一杯。店の外まで人があふれている状態です。見た感じ1時間から1時間半の待つなという感覚。名前を書いてひたすら待つ。子どもはDSですごします。
1時間くらい待つと座ることができました。
お店の人も大変忙しそうです。
写真はテーブルのシートです。デザートの充実も売りのようです。



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値段は1000円くらい。げんこつハンバーグ。「かんぱいドリンク」がついていて、若い人のグループはソフトドリンクで乾杯していました。さわやかでハンバーグを食べる前にソフトドリンクで乾杯するのが、静岡県民の流儀なのでしょうか。
 ハンバーグは本格的で、料理が運ばれてくるとお店の方が長いパテ?で、ハンバーグを目の前で切って、じゅーっと鉄板皿に押し付けて焼いてくれます。うれしい演出ですね。子どもも大満足でした。


 食べ終わった後、出発。インターまでは1分かからない。東名を通り帰宅しました。


追記
後日も別のテレビ番組で紹介していました。「さわやかは、さわやかではない。」と街の人の声でした。確かにハンバーグはさわやかではないです。












 

 





2013さくらんぼ狩りと峡南のたび

 今年もやってきました。初夏の6月。さくらんぼ狩り。
昨年と同じく、南アルプス市の「小野まるしょう農園」。事前に予約をしておき、当日は9時30に到着しました。一年ぶりに来ましたが、今回は間違って別の家の行ってしまうハプニングも。

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佐藤錦と高砂、主な品種はふたつ。佐藤錦のほうがあまくて食べやすい。高砂はややすっぱい。

 例年ならば高砂の時期ですが、今年は成育がはやいようで、佐藤錦も実がついていました。




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どちらの種類か区別はつきにくいですが、よく見ると微妙に違います。木の葉の大きさが違うのでなんとなく・・・。あとは食べてくらべてみるとわかります。その違いを説明せよといわれてもよくわかりませんが。。。




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さくらんぼ狩りはエリア制限されることもありますが、ここ「小野まるしょう農園」は広い敷地の中の木を選んで移動して自由に食べることができるのでやっぱりここに決まりです。
 実もたわわになってよく実っています。
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りょうげつ

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