良月(りょうげつ)の たび日記

美術館、博物館めぐり。アート、カルチャー、資料館、記念館、寺社仏閣、国宝、特別名勝、特別史跡、日本の世界遺産など。神奈川県湘南地区在住 折口良月の日記録。

2015年05月

 

国立科学博物館附属自然教育園 (高松藩松平家下屋敷庭園跡地) 散策2

 2015年2月 国立科学博物館附属自然教育園 (高松藩松平家下屋敷庭園跡地) 散策2

 白金にある 国立科学博物館の附属施設 自然教育園です。散策をします、といっても、真冬の寒い日だ。散歩するにはあまり適した気温ではない

 ここは、かつての高松藩・松平家の下屋敷の跡地ということで、一応「大名庭園」のカテゴリーにも入れておきます。
 ↓ 園内の茂みの中に、「天然記念物及び史跡」の石碑があった。ここは、現代において大都会 東京ののオアシス。武蔵野の自然が残るエリアであると同時に中世の豪族の屋敷地、近世は大名のお屋敷地だったのですよ。

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 園内の道を歩いて、池までやって来ました。と、園地の向こうには高層マンションが。以前来たときは建っていたでしょうか。覚えていません・・・。都心の高層マンションと自然の残る園内。コントラストな風景だ。

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 園内の通路の脇に設置された沿革の案内。江戸時代は「高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷」とある。


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 池のほとりにやってきました。真冬なので、草は枯れていていて花は全く咲いていません。鳥も池にいません。冬の静寂につつまれています。写真には写っていませんが、別の池には鴨の雄と雌がいました。

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 池の向こうには休憩所の屋根が見えます。ここは昔、松平家下屋敷の「心字池」だったのでしょう。ここに松平家の回遊式の庭園があったに違いありません。付近は、標高の低い窪地のような地形になっているため、庭園のみで屋敷の建物は無く、あっても池の周囲には茶室程度の小さな亭閣のみだったと思います。(独断ですが。)

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 歩いて来た方向を撮影。池の中の「島」も昔は、築島のように手入れされていたのではないかと思います。

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 園内を周回して、入口付近まで戻りました。
 園の外へ出て、駐車場へ。
 再び車に乗り、今度は永青文庫に向かいました。都心部を北上していきます。途中、国立新美術館の下に出ました。道路の脇は青山墓地です。国立新美術館は「ルーブル美術館展」がこの日から開会したようで、賑わっていました。

































































































国立科学博物館附属自然教育園 散策1

 2015年2月 国立科学博物館附属自然教育園 散策1

 港区白金にある国立科学博物館附属自然教育園にやって来た。
 科学博物館の「二年間有効」のパスポートが失効しそうです。パスポートがあれば、ここも無料で入園できる。失効するその前に、あわててやって来ました。(笑)

 そて、白金にある国立科学博物館の自然教育園ですが、上の子供と来て以来で、随分と久しぶりです。前回来たのはいつのことだったかな?。
 この日は、朝の開園時間前には付近に到着した。車を停める場所を探します。が、工事関係の車がコインパーキングに停まっており、軒並み満車。困りました。年度末工事の影響ですかね(笑)。それでも何とか探して駐車した。
 
 国立科学博物館附属自然教育園 建物の入口 ↓。

 入場者は一日300人(か200人)に限られるため午前の入場が基本です。この日は、晴れていますが、寒いので入場者はまばらでした。

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 入口のある建物内には、解説の展示パネルがあり、園内で観察できる鳥などの動物や植物の説明がある。

 自然教育園前の道路。工事中です。隣には公園があり、マンションも建っています。景観に配慮して低層のマンションです。

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 建物の中にある解説のパネル。
 園内で観察することのできる鳥の解説。
 
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 ↓ 池の近くの枯れた芦の上にいた鳥。最初はハトかと思いましたが(笑)、
   上の写真に当てはめると「アオジ」の冬の姿でしょうか。いや、キジバトですかね。

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 ともかく、寒いためか分かりませんが、キジバト以外の鳥は見なかったような・・・。というか、鳥の名前を知らないので知らないうちにスルーしていたのかも知れません・・・・。

 ↓ 園内の林の様子。すっかり落葉しています。モミジの葉は全くありません。

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 更に園内の奥にある、池を目指して歩いて行きました。
 



























































































特別展「鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝」(前期) 混雑状況 報告 東京国立博物館

2015.5.6  大型連休中、昼下がりの 東京国立博物館。
 
 4月の末から特別展「鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝」(略して「鳥獣戯画展」)の「前期」が開催されています。

 ここからは、鳥獣戯画展の「混雑状況」の報告です。この日、実際に見学はしていません。後期に見学予定です。私は前年の秋に京都において「前期」を見学しました。
 展示内容をみると、京都でも東京でも鳥獣戯画の巻物のうち、甲乙丙丁4巻すべて
 前期・・・前半を展示
 後期・・・後半を展示
と公開部分が共通しているからです。つまり、京都において「前半」は既に見たため、東京の後期で「後半」を見るという算段です(笑)。
 ただし、国宝の「明恵上人坐像」は東京でも(京都と同じく)前期のみの展示ですが、その他の文化財指定の展示物で京都の前期で公開されなかった部分が、な・なんと東京の前期で公開されるものもあり、必ずしも京都の前期と東京の後期を合わせれば、京都の後期で見れなかった部分を全部見れる(補完)というわけではありません。(ややこしくなってしまいました・・・・。)
 もっとも、(何回か書きましたが・・・・)今回は東京国立博物館で開催される別の展覧会であり、展示内容も京都での特別展覧会「国宝 鳥獣戯画と高山寺」とは異なります。展示物は東京の方が多い(ように感じる)ため、東京の前期を見学しないがために見ることができない展示物が多数あることは覚悟しています(笑)。

 さて混雑の様子です。
 行列はしていいないようです。表慶館では別の特別展「インドの仏」が開催されています。
 案内では、入場までの待ち時間は無しとのことでした。館内で「甲巻」までは100分待ち、「乙丙丁巻」までは更に50分待ち程度でした。入場までの待ち時間が無いためか、正門近くの入場待ちなどの時間表示の看板は、あとで通ったときは撤去されていました。


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 平成館前。館外には行列はありませんでした。
 入場して特別展の展示物を見てから、館内で更に「甲巻」待ちの行列に並ぶのですね。

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 GW中ですが、館外の行列はありませんでした。特別展のツイッターによると開催当初は入場待ちの時間があったようなので連休中はもっと混むかと思いしまたが、帰って混雑度合は下がっていました。ただし、今後はどうなるか分かりませんね。 
 報道によると京都での特別展覧会「国宝 鳥獣戯画と高山寺」の入場者数は約20万3千人でした。
 見た感じ、京都での大・大・大行列のイメージが強く残っているので、今回東京での入場者数が少ないですが、実際には分かりません。建物も明治時代のレンガ建築の明治古都館と比べると東京の平成館の方が大きいので、館内で待つ人を収容できますし、会期はまだまだありますからね。





























  

「ヒカリ展」 国立科学博物館 見学

 2015年2月

 私は入場せす、子供とツレが入館しました。
物理学の入門のような感じで、小学生には難しかったとのことです。

 写真は入場口の看板。
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 下の子に聞いたところ、「光る繭」が印象に残ったそうです。
 でも繭の中には、虫の死骸があると言い、怖がっていましたが・・・。

 これで二年間有効であった年間パスも切れます。特別展も入場し「モト」は取ったと思います。が、早くも下の子は反抗期になり、博物館に行くことを嫌がるので困ったものです。全然子供の教育のために役立てることができなかったのは私の反省点です。




「大 関ヶ原展」 混雑状況、入場券行列など 速報

 2015年5月5日 

 「こどもの日」のお出かけ状況の速報です。
上の子が部活が無いということで、江戸東京博物館、大 関ヶ原展など博物館、美術館に行くことにしました。
下の子は・・・・というと、私の実家に行くことになりました。
 「大 関ヶ原展」はウェブサイトによると相当混雑しているようです。朝一番で入館すべく出発しました。車ならば約1時間で江戸東京博物館の駐車場に到着できます。電車だと乗り換えなどで結構時間がかかりますし、両国駅から意外と歩きますしね。
が、なんやかんやいって出発は遅れました。上の子が車中でスマホで調べたところ9時半の開館の時点でチケット購入のため行列。60分程度。特別展に入場のため更に60分か90分の待ち時間が発生していました。
 実際はもっと早く入場できるのでしょうが、このまま10時頃についても、約2時間は待つことになります。入場するとすでに昼になってしまいます。先に東京国立近代美術館に向かうことにしました。

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 写真は館内入場前の看板。

「大 関ヶ原展」

















 今日の行動記録メモです。
  東京国立近代美術館の片岡珠子展(招待券があるため入場無料)と常設展
  ↓
  再度 国立公文書館の「JFK展」を少し見学 (無料)
  ↓
  北の丸公園を徒歩で通過
  ↓
  地下鉄を乗り継いで国立新美術館(ルーブル美術館展)・・・前売り券を購入していた。
  ↓
  大江戸線で両国へ。
  ↓
  15時過ぎに 江戸東京博物館に到着。 「入場券購入30分待ち」の表示。
   実際には10分ほどで購入できました。
  「大 関ヶ原展」は入場に30か40分待ちの表示。リニューアルオープンして常設展を先に見学。
  16時過ぎに 「大 関ヶ原展」の会場へ。行列は少ないです。15分ほどで入場できました。
  かなり、長め待ち時間の表示をしています。
  昼間の最大の待ち時間は、チケット購入後「入場まで100分待ち」の表示だったようです。

  実際の待ち時間でいうと「大 関ヶ原展」はこの春混雑した展覧会のNo1だったのではないではないでしょうか。もっとも前売り券などを買っておけば、 「入場券購入待ち」の列には並ばなくてもよかったのですがね(笑)。

 
 







パンダ(上野動物園) 見学

 2015年2月

 私は入場せず、子供とツレが入園しました。撮影したのは下の子です。
 上野動物園、パンダです。先に精養軒でお子様パンダプレートを食べたので、次に向かったのは当然本物の「パンダ」でした。
 以前から繁殖のため展示中止など、いつみ見れるか分からないこともあったようです。
 ↓ この日はパンダをバツチリ観察できました。

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 笹を食べています。これほどリアルに笹を食べているパンダはなかなか見ることができません!!??(笑)。


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 本当に人のような、熊のような、大きな猫のような。不思議な動物です。バンダさんは。

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 別アングルから。ぼけてしまいました。


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 少し離れた所から。


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側面から。仰向けになって食べるのですね。

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 パンダの後姿。「360度パンダ」です。子供も大満足でした。


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 見境なく撮っていました・・・・。
 パンダの入浴みたいです(笑)。


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 オマケ。パンダのふんまで撮っていました・・・・・。でも、ふんの研究もパンダの生態を知る上でも大変重要です。
(こじつけですが・・・・。)

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東京散歩 日本橋「鰹節の街」

 2015年2月

 寒いですが、快晴です。
 ここは、日本橋。「にんべん」のお店にやってきました。
 
 改めて日本橋の街の様子を眺めていると、「かつおぶし(鰹節)」の看板を掲げた店が数件あることに気付きました。今までは気づきませんでた、・・・というか気にしていませんでした。「鰹節」を買いに訪れてみると、街の風景が違って見えます。そう、日本橋は実は「鰹節の街」だったのです。主に日本橋川の右岸(西側)にはあの「海苔」で有名な老舗もあります。テレビCMの影響で私の世代は必ず「海苔といえば・・・・・××山」と知っています(笑)。子供の頃から刷り込まれていますからね。

 ↓ 「かつおぶし」の看板の店が確かに複数あるのです。
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 看板に「田子節」と書いてあるお店もありました。今まで気づきませんでした。今日は「鰹節」を中心にやってきた甲斐がありました(笑)。
 「田子節」といえば、静岡の西伊豆です。ここでも鰹節が名物です。実はガイドブックにも田子の鰹節のお店のことが載っています。前年の夏に田子は通過したのですが、気づきませんでした。ハテと思い地図を見てみると、田子の集落は国道から海へ向かって断崖の坂を下ったところにありました。波勝崎の「猿の谷」に気を取られて通過していました。松崎や仁科のように国道沿いの集落では無いので行きにくいです。

 前年の暮れ、ツレが鰹節の講座に参加してその話を聞いたあと、NHKのテレビで 「田子節」ができるまでを放映していたのを偶然見ました。鰹を漁港で水揚げして、三枚におろし、四つに切る作業も紹介していました。つまり、「背節」と「腹節」が二個ずつですね。
 この段階ではまだ「かつおの刺身」状態です。お湯でゆでで、いぶして、専用の倉庫に入れ花かつおは三か月か四か月でできるが、「本枯鰹節」は「カビ付け」の工程があるため、更に四か月くらいカビ付の部屋(保管庫)に入れて、水分を抜きカビ付けをするのだと知りました。ツレから話を聞いただけでは、今イチ分かりませんでしたが、テレビで見るとよく理解できました。
 「本枯鰹節」は田子の場合で約八か月もかかるのだそうです。水分は鰹節の段階では80%?、本枯節だと20%程度までに少なくなるのだそうです。

 さて話がそれましたが、「にんべん」で「亀節」を購入。次へ向かいました。日本橋の河岸は物資を積んだ船が接岸して鰹節は重要な商品だったのでしょう。江戸期においては、鰹節はお金と同じように取引されていたでしょう。進物の代表閣でもあったはず。大名も将軍家などの献上品に鰹節を贈ったでしょう。贈り物といえば、「金色の鰹節」(つまり小判)かふつうの鰹節か。
 明治時代の半ば、日銀本館の建築途中の写真を以前見ましたが、周囲は木造の瓦の家が軒を連ねていました。明治時代になっても鰹節は活発に取引されていたでしょう。現在のような高層も含めてビルが建ち並んだのは昭和30年以降でしょう。だから、現在でも鰹節、海苔など海産物の老舗がここ日本橋に軒を連ねていても不思議ではないのです。街の様子が変わったのはここ50-60年くらいでしょう。

 ↓ 後日撮影。真左が三越。右には鰹節のお店も。モチロン「アンテナショップ」もあります(笑)。

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 最近気付いたことが・・・。交差点の一等地に外国資本のチェーン店が店を出していて、急速に街のお店の様子が変わってきています。1990年代半ば以降、こと2000年以降急速に進んだ外資進出の影響によるものです。値段も安い。デフレのこの時代、しかも消費税8%の時代、高いお店だ買い物や飲食できませんのでつい。
安いお店に入ってしまいます。

 (既出) 
 写真の下が亀節です。料理人は「亀節」、家庭では「腹節」かな。「背節」では脂分が少ないので物足りないという人もいるかも知れません。
 味噌汁のだしに使った場合、ウチの子供は「亀節」はいやだと言いました。子供の言葉ではうまく表現できないようですが、味が濃くもないし、淡泊でもないようです。随分ゼイタクな話です(笑)。ただし、「亀節」は小型の鰹からとります。つまり「子鰹」の節を食べるので、子供にとってはいたたまれないのかも知れません。そう考えると子供の言うことも理解できます。
 子供にてっては「背節」だと味が物足りない。よって、「腹節」がよいそうです。同じ脂分ならば「私のおなかの脂分」のほうがコクがあるのかもしれませんが・・・。(ただのメタボですが・・・・。)
 鰹のおなかの脂分もコクがあるのですね。

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 「鰹節」は究極の「カビ付け」食品だったのです。大陸の東に位置する日本はもともと高温多湿の国。カビ付をすることにより、究極の保存食品を生みだしたのです。
 「抗菌社会」になってから、急に食中毒が多くなりました。インフルエンザのような感染症も猛威をふるいます。戦前も「スペイン風邪」の流行などもあり、現代の抗菌社会だけが必ずしも原因ではありませんが、カビや菌類とともに生活するということは、実は人間の健康にとって重要な要素のひとつなのだと思います。
 もっと「本枯鰹節」を食べよう。納豆も食べよう。発酵食品も食べよう。でも発酵いえでもお酒はほどほどに(笑)。




















































































































越後与板 「鍛冶職人打刃物の世界」展示、即売会 日本橋 

 2015年2月

 ここは、日本橋。「にいがた」の展示プララザにやってきました。(というより、前を通りかかっただけですが。)
 その名も「ブリッジにいがた」
 新潟県のアンテナショップと観光情報センターといえば、表参道にあります。が、以前からここ日本橋には新潟県の産業やビジネスの展示スペースがあります。都心の超一等地です。県が主体ではなく、地元の銀行の東京支店の一階部分が展示スペースになっているようです。ビル名も「だいし東京ビル」ですから第四銀行のビルです。
 全国各地のいわゆる地方銀行(地銀)は都心一等地に立派な東京支店として自社ビルを持っていることが多いです。ここもそのひとつで、オープンスペースとして地元企業、産業の東京進出の一助を担っているということでしょうか。
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 この日は、刃物の展示会。商品販売もしています。「カンナかけ体験」もありましたが、ウチの子はヒビってしませんでした。大人の女性が体験しています。「結構難しいですね~。力が要りますね~。」と言いながら研いで?削って?います。職人は力を入れずにスーっと削るのでしょうけどね。私が体験してもきっとキパッて力まかせジーズー研いで?削って?刃がかえってボロボロ、削った木面はデコボコになってしまうというとごろでしょうか(笑)。材木が波打っていたのではお話になりませんね・・・・・。
 展示、販売は主に体験を行っていたカンナなど大工道具と包丁。休日の日本橋ということで、主婦も買い物に来ます。ここで主力で売れるのは包丁でしよう。
 職人でないと日本橋のドマンナカでいきなり、カンナなどの大工道具を買うというわけにはいきません。金槌の品ぞろえはあまり無かったと記憶しますが、デカイくぎのような金属(名前が忘れた)が道具一式として販売されていました。包丁も料理人が使うような玄人モノが中心のようです。一般の主婦が使用するには重厚過ぎるのではないかと思いました。
 こまフェアは「与板」の刃物の展示、即売。昔でいう鍛冶、今でいう金属加工業が盛んな土地なのでしょう。与板といえば、井伊氏の領地があり、独立した二万石くらいの大名が置かれた武士の町でした。井伊分家のお殿様も産業を奨励していたのでしょうか。
 食器製造加工の盛んな燕市も近いので、昔から金属加工が盛んな土地柄なのですね。燕も以前は鍛冶職人が多くいて、明治大正以降、食器加工が盛んになり、戦後の洋風への食事の変化に伴ってスプーン、フォークなど洋食器の産業が更に発展したのでしょうか。




 

















































































































日本橋コレド室町 「にんべん」だし場、本枯鰹節 購入

 2015年2月、 寒い日ですが、快晴です。

 ここは、日本橋。「にんべん」のお店にやってきました。
 写真はコレド内の「だし場」の様子。テレビでも紹介されていますね。日本橋通りの一階に面しています。
通り側が「にんべん」のお店、奥が「だし場」になっています。

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 「にんべん」では200円からお出汁(だし)を味わうことができます。写真にはあまり写っていませんが、写真左には立食用のハイテーブルがあります。イスはありません。立食が基本です。具の多いお出汁は、もう少し高いお値段です。ご飯物のメニューもありますので、軽食にも最適ですし、昼食時にあまりがっつり食べたく無い人にもオススメです。
 しかも、本当の「鰹節」からとった『だし』を味わうことができます。

 お店では、「本枯節」を購入。 
 最初は背節を購入しましたが、今回は「亀節」を購入。最初、店頭に売り場で「亀節」を探しましたが、置いていませんでした。店頭に並んでいる鰹節は、背節か腹節。店の人に聞いてみると、「亀節」を奥から持ってくてくれました。やはり、店頭にはおいていないようです。主に業務用で店頭小売用は一般的ではないようです。

 なぜ、「鰹節」を求めて日本橋にやってきたのでしょうか?。
 きっかけは、昨年の秋にツレが行った料理教室でした。にんぺん社が主催していた料理講座のようです。「にんべん」といえば、いわずと知れた「かつおぶし」の会社。
 講座の中で実は、普段私達が食しているのは「花かつお」であり本当の意味での「鰹節」は無いそうです。講座の中で「鰹節」についての解説があったそうで、「鰹節」について私も初めて知ることが多かったです(笑)。説明のパンフももらってきました。まだまだ世の中には知らないことが多いです・・・・、というか自分が知っているのは世の中のコトの極一部です。
 講座の中で、化学調味料のだしと「鰹節」から取っただしとを比較して「味当て」をしたそうです。すると、不正解の人が多かったとか・・・・・。普段使用する調味料の味に慣れていて「本当のあじ」を知らないのだそうです。
 
 ↓ 写真 上が最初に買った「本枯鰹節」。本節のうち背節です。下がこのときに買った「亀節」です。
  
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 ポイントは、 
  一尾の鰹から本節として「背節」二本と「腹節」二本ずつ、合計四本がとれます。
  「亀節」は小さい鰹から取れ、二枚しかとれない。亀の甲羅のような形なので「亀節」という。
  いわば、子鰹から取る鰹節。料亭では亀節を使用するのこと。背と腹、両方の味があるからだそうです。
  背節は「雄節」、腹節は「雌節」ともいう。おなかを「雌」と呼ぶのは、お腹から雌が子(魚類の場合は卵)を産むからなのでしょう。
 本節・・・合計四本。本節という。「背節」二本と「腹節」二本がとれる。
 亀節・・・一定の小さいサイズの鰹からとる。二本とれる。
 とまとめます。

 下の写真は、料理教室で購入申し込みをして、後日送られて着た削り器と削って小さくなった「背節」。

  削り器は、店頭で10,800円消費税込みで販売されていました。料理教室で購入申し込みをすれば、同じ値段ですが削り器以外にも瓶入りの液体だしや花かつおなど「プラス」の商品をセットで同封して送ってもらえました。一旦買えば、「砥ぎ刃」は無料とのことです。店頭で購入すれば、削り器のみで10,800円(2014年12月現在の税率の消費税込み)します。どちらがお得がよく考えてみる必要があります(笑)。

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 この削り器、私も削ろうと、まずは水道で手を洗い鰹節を削ろうとしました。しかし妻の「やめて!!」の大声が。濡れた手で鰹節を触るな、と怒りの指導。では手袋をと言うと、手袋も不可、鰹節はカビ付けをした「生きた食物」なので乾燥させた清潔な素手で削るのが正しいのだとか。
 鰹節が少し濡れたので、「せっかくの鰹節が台無し。」と大文句を付けられました。削る方向も決まっていて、鰹の尻尾から(切り落としているが)アタマの方向へ向かって削るのだとか・・・(実は逆かも知れませんが・・・。)。そして、身の中心の近い部分を下にして削るのだとか・・・・。
 触っただけで文句を言われるし、嫌気がさして、削ることはヤメました。(涙)





















































































山口県アンテナショップ 「おいでませ山口館」 日本橋 

 2015年2月

 京橋から日本橋に歩く途中。ミニ「アンテナショップ街」にやってきました。
 アンテナシヨップといえば、銀座が盛大です。次いで日本橋周辺ですが、東京駅周辺にもあります。
 東京駅の八重洲口から徒歩数分のところにある
 「おいでませ山口県」
 住所としては日本橋ですね。「江戸的」にいうと日本橋川の右岸の立地です(笑)。
 以前にも紹介しましたが、山梨県のアンテナショップと同じビル内にあります。併設レストランはありませんし、軽食やスナック、ご当地ソフトクリームはあったかもしれませんが(詳細は忘れた)、その場での「クイモン系」は基本的にありません。山梨、山口ともにです。ここがウィークポイントかも知れませんね(笑)。

 ↓ 店の外観。
  「山口」といっても、「ふく」以外になかなか名産品が想い浮かびません。店のショーウィンドウを見ても 「何がメインなのか」 が分かりにくい・・・・。
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 「鶏卵せんべい」が有名なので購入しました。

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 明治時代以降、最多の総理大臣を輩出している県ですからこれにちなんで「ソーリせんべい」があったか無かったかは忘れました。(笑) むしろ国会の売店など「永田町界隈」で売っているのかもしれませんね。
 商品としては、ふぐの「ひれ」がありました。「ひれ酒」用です。写真には写っていませんが、日本酒の品揃え多数もあります。熱燗にして「ひれ酒」とはサイコーです(笑)。
 あと、海産物の練り製品も多数品揃えがあります。関東付近ではかまぼこに代表される練り製品は「小田原」が有名ですが、実際、山陽地方では山口県の商品も多い。実際私も以前住んでいたときは食卓にのぼりました。九州では長崎が多いでしょうか。
 このお店のウェブサイトを見たところ売れ筋上位に「鶏卵せんべい」も「ふくのひれ」も入っていません。「鶏卵せんべい」はたくさん店頭に置いてあったと記憶していますが、もっと売れる商品があるのですね(笑)。














































 




















































































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