2015年8月
ここは山陽、岡山県。
鴨方から山を越えて高梁市までやってきました。高梁は山陽と山陰を結ぶ国道や鉄道の途中にあたります。
高梁までの道は、井原からの山越えの道でした。中国山地は深い急峻な山ではありませんが、山また山で人家が沿道に全然ない地域もありました。ゆえに、比較的人里の光が入らない山間地域もあるので天文台もあるのでしょう。事実この道中、天文台の近くも通りました。「美星町」という町もありますから。
高梁市の市内から、更に山の上へ細い道を登って行きます。目指すは「備中松山城」です。城への登山口にある駐車場に行きます。途中、山麓で警備員が立っています。混雑するときはここで別の駐車場に誘導しているようですが、私達が訪問したときは、通行ができました。土日祝日はシャトルバスが運行され、先に行くことができません。麓の駐車場に誘導されるようです。
(城までの)登山口へ車で山道を登ります。細いので対向車には注意しながら、山腹を登っていきます。標高はどんどん上がり、林の合間の眼下に市街地が見えるようになりました。やがて、山の中腹に切り開かれたわずかな平地があります。駐車場になっていて、ここが車で到達できる行き止まりの地点です。
↓ 駐車場の様子。
到着した駐車場。夏の混雑時期のためか、警備員が出て、整理していました。麓の警備員と無線で連絡を取り、空きがあると車を上げています。しかし、土日祝日はここまで車で来ることはできません。一般車は通行禁止です。
が、この日は夏休み期間とはいえ、平日です。山の上の駐車場まで来ることができました。
↓ 駐車場の様子その二。
写真の右の先には道路が続いていますが、管理用の道路です。一般車の通行は禁止です。天守閣にいる職員は車で容易に天守閣まで移動できますが、一般の私達は不可!!です。自分の足で歩かないといけません。
↓ 城までの道の案内板。
実はこの駐車場までは来たことがあります。季節は真逆で冬だったような・・・。夕方の閉館時刻近くだったので、城まで行かずに引き返した記憶があります。その後、この城に来ることはありませんでした・・・・。更にその後、引っ越して現在は神奈川県に住んでいる私です。来ようと思えば、比較的簡単に来ることができたのに、来ることをせず、遠くに住んでいる現在になって、思い出したようにやって来た私でした。
山道は駐車場から一旦下がります。あれっと思いましたが、すぐに登りの山道となります。
道に沿って歩きます。と、眼下に先ほど車を停めた駐車場が見えました。更に登りは続きます。
↓ 途中の様子。
道の途中から斜面の下を見る。意外にも急です。他の歩いている人が写真に写っていませんが、この暑さの中、登って来る人、登城を終えて下りてくる人は結構います。下って来る人々がうらやましいです(笑)。
駐車場から城までは約700メートル。徒歩で20分くらいでしょうか。しかし、この暑さの中、想像以上にきついです。この看板を見たときの感想「え~、まだ半分と少ししか来ていないのぉ~」が正直な心の叫び「偽わざる心境」でした。
急斜面の中腹での「急カーブ」の山道。実は近くを管理用道路が通っていて、軽トラが走行していました。管理人の車なのでしょうが、「あ~、あの車に乗せてもらえないかな~」とついつい思ってしまいます。
汗だくです。夕方近くになり、曇ってきました。直射日光こそありませんが、この日はかなり蒸し暑かったです。
ようやく石垣の下に到着しました。石段を登った後に振り返って撮影。
↓ 上の写真の位置から上方を写す。大きい石垣と立派な通路。かつての大手門の跡ですね。
石垣の上には大手門の櫓が建っていたのでしょう。
大手門を過ぎて更に登って行きます。