2018年12月 鍋島 徴古館 特別展「幕末明治の鍋島家 ―大名から侯爵へ」 見学1 (佐賀県  佐賀市) 

  ここはかつての肥前の国、佐賀。「薩長土肥」のひとつ佐賀藩(肥前藩)の城下町であった。
  現在は佐賀県の県庁所在地 佐賀市になっている。佐賀市内は2010年8月以来の訪問だ。
  
    ※公益財団法人鍋島報效会 徴古館は便宜上「鍋島 徴古館」と表記する。
 ↓ 徴古館の建物 正面

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 まずは、道のりから。福岡から車で移動。電車(博多駅から特急)でもよいが、車の方が便利と思ったので、高速道路経由でやってきた。佐賀大和インターでおりる。このインターは、去る5月にも佐世保、黒島方面へ行く途中に通過したので、半年ぶりだ
 一般道を市内へ向かう。信号にかかったり、交通量が多かったりで、意外と市内まで時間がかかる。
 「そろそろかな~」と思いつつ運転する。と、お城の堀の水面が見えたので、左折する。道路を直進する。お堀沿いの道路だ。石垣があり、堀の内側に県庁の建物が見える。立派な高いビルだ。道路の左手は、警察本部がある。交差点の信号で停まる。と、左斜め前の先に目指す鍋島徴古館がある。
 鍋島徴古館の目の前を通るが、目の前の駐車場(P)は「満車」の赤いランプがついている・・・・。その先には神社があるが、整理係が出ていて、停めてはいけなさそうな雰囲気・・・・。既に12月なのであるが、遅い七五三のようだ。
 神社の先を左折する。迂回して、鍋島徴古館の裏手から入ろうとするも、同館のPの入口は、分からない・・・・。道に沿って水路がある。佐賀は、水路が多い。郵便局の横手を通り信号で待つ。信号が長い。また、同じ道を通るが同館の前の満車だ・・・・。確かに建物の 前には車か多数停まってっいるが、この日は平日なのだ。さほど混雑していないのに変だな、と思いつつ通過。先程通った、同館のお隣の敷地の神社の奥にはPの表示があり「空」の緑色のランプが見えたが、通過してしまう。再び裏手の細い道を通る。水路の横の小路になっていて、再び車で通る。仕方無い、たまたま一般のコインPが、あったので停める。先ほど停めようとしたところだった。 これが10:45分頃のこと。結局、10分くらい鍋島徴古館の周辺を車でウロウロしていた。近くには「バルーン博物館」があるようで、看板が出ていた。付近には、銀行のような建物がある。佐賀は「気球」のイベントでも有名だからだろう。
↓ 鍋島徴古館近くのコインP。昔の屋敷の門が残っていた。かつての屋敷跡のPだ。
  かつてあった、屋敷の説明の解説看板もあった。

 

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 「徴古館 150m」という表示がある。水路の橋を渡り、先ほど車でも通った細い道を歩き、徴古館に歩く・・・・。空地のようなところに、県庁用のPがあった。車はほとんど無いのだが、管理人小屋があるので、勝手に停める訳にはいかないです。
 鍋島徴古館はPの敷地の中に建物があるような感じ・・・・。Pは広い・・・・。何故、満車だったのかな?。隣には 郵便局があるので、ここのPにも、赤い郵便車両が何台も駐車している。どうやら、郵便局の契約Pになっているようだ・・・・。しかし、空いている駐車スペースもあるので、表示機械の故障かな・・・・?。

↓ 鍋島徴古館前の駐車場の様子。

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 鍋島徴古館 特別展 「幕末明治の鍋島家 ―大名から侯爵へ」
 第4期 11月6日(火)~1月14日(月・祝)の会期中である。注目すべきは「月曜日でも開館している。」
ことだ。しかし、年末年始はお休み。
 開館時間は9時30分~18時と長い。夏に訪れた東北地方では、博物館などの施設は、夏でも16時には閉まってしまうところもあった。西国 九州では、東京に比べると日没時刻が遅い。12月上旬は、一年でも最も日没時刻が早い時期だ。冬でも18時まで開館しているのは、訪問しやすい。

 公益財団法人鍋島報效会 徴古館。案内パンフレットによると「佐賀県初の博物館」という。
 財団法人は、鍋島家伝来の文化財などを保護、管理するために設立されたのであろう。先に訪問した金沢での旧藩主 前田家由来の財団法人は「前田育徳会」である。前田家の家臣 本多家の博物館も見学したが同家由来の財団法人の運営であった。

 徴古館の玄関にやって来た。くつを脱いであがる。木製の扉を開けると、すぐに受付がある。入館料は一人400円だ。
入ると、すぐ目の前は、展示スペースで、受付との区切りのトビラはない。正面、目の前には、独立したガラスケースが設置されている。近づくと、ガラスケースの中には国宝「催馬楽譜」の展示であった。
 
 青いはんてんを着用した係員の女性がいる。「駐車場は?。」と聞かれるが、私は「満車だったので停めていない。」というと「確認します。」と奥の部屋に行ってしまった。一旦、行って再び戻ってくる。実は「満車でも入ることができる。」そうだ。小さいが「徴古館に行く人は停めてください。2時間無料となります。」とPの入口の脇に看板に書いているそうだ。運転しながらでは、しかも初めてでは、分からないな・・・・。係員が立っていることもあるらしいが、先に通ったときには、いなかったと思う・・・・。ここのPは、お隣の敷地の神社の駐車場ではないようだ。係員の話では「徴古館用に駐車スペースをとっている。」と。道理で先に見たところ、スペースがあいていた訳だ。
 
 入館する。入館の半券をみせると別の施設が割引になると。受付のところにある告知によると、佐野常民記念館なども割引になるそうだ。「佐野常民記念館 ここから車で15分」と表示してある。
 世界遺産の、例の「三重津海軍所」も、その近くだった筈。今回は、時間がないので、次回柳川などのついでに 来ることが出来たらよいかな。
 (しかし、ここにも落とし穴があった。時間が無いので、柳川方面には行かなかったが、あとでウェブサイトを見ると佐野常民記念館は月曜日休館だった。この日は、平日、月曜日。うっかりすると、行ったのはよいが、閉館・・・・となってしまう。)
 
 入館の際に「二階から先に見て。」といわれた。一階の受付近くにあった、鍋島直大が明治時代に務めた「式部官の辞令」の展示を少し見て、二階の階段をのぼったところに撮影可能のパネルがあった。最後の藩主で、明治時代の侯爵 直大の夫人の栄子の写真ボードだった。

 ↓ 鍋島徴古館。西側から。


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