奈良のたび 奈良国立博物館へ 2020年7月(新型コロナ感染症流行下)
7月22日 祝日、4連休初日。飛行機で伊丹空港に到着した。
地下鉄のなんば駅から、近鉄に乗り換える。さらに地下の近鉄駅に階段をおりる。
8:42 近鉄線 奈良行きの電車に乗る。沿線の景色を見ながら移動。同じ学校の制服を着た女子学生が多く乗っている。電車、山のすそ野にさしかかり、モーターの音をウイーンと上げて、のぼっていく。大阪市内方向がよく見えるが、曇天でややかすんでいる。花園ラグビー場のスタンドもよく見える。
「ああ、昨年の秋(11月のこと)にもこの路線に乗ったが、あのときは、クリアな晴天だったな。あのときでは、今年のコロナの流行で旅行がこんなにも制限されるとは全く予測できなかったな。」と思う。この日は、まだ梅雨のあけない曇天だ。
生駒山のトンネルを抜けて、学園前でその制服の生徒は降りて行った。昨年11月の平日の朝に乗車したときには通学で多数乗っていた、帝塚山学院?の生徒であろう。この日は、祝日なので部活であろうか?。しばらく、部活も禁止されていた関係で試合の生徒も多いらしく、試合の道具などを持った他の学校の制服、ジャージ姿の中高生は、阪急、地下鉄でも見た。近鉄沿線の学校のグラウドでも練習している光景が見られた。
9:18 近鉄奈良駅に到着。
伊丹空港を出て、まっすぐ、奈良に向かったが、1時間半はかかった。うーん、空港から時間がかかるなあ。
自宅からの所要時間で考えると、新幹線で朝6時過ぎ発の新横浜から「のぞみ」乗車し、京都駅到着が2時間後の8時過ぎ。乗り換えして、近鉄京都経由、近鉄特急で近鉄奈良駅までやってき方が早いであろう。
でも、飛行機



近鉄奈良駅の改札を出て、地上に。駅前付近は、それなりに人がいる。歩道を歩いて、緩やかな坂を奈良国立博物館へ歩いて行く。
「人が少ない・・・・。全然いないぞ。」と気づく。私の前に歩いている人は1人だけ。振り返っても、私のうしろには、2人くらいしか、歩いていないのだ・・・・・・・・・。
春先、3月の時点でテレビのニュースで奈良公園付近の様子が放映されて、「観光客が激減している」と報道されていた。ならの光景は「新型コロナ感染症流行の影響で観光客が激減した観光地の象徴」のようになっていた。あれから5か月近く経過したが、7月下旬の時点でも観光客は戻っていないようだ。もっとも、蒸し暑い夏のこの時期は、観光客は減る時期であるが・・・・。
↓ 近鉄奈良駅から奈良国立博物館への歩道の風景・・・、人が少ない。
途中、歩道にあった奈良の観光巡回バス「ぐるっとバス」のバス停を見る。4月の途中から全便運休であった。観光客が激減しているからであろう。
昨年の11月に来たときは、月曜休みで見学できなかった平城宮跡の東院庭園や遺構展示館に、時間があったら「ぐるっとバス」に乗って、行こうと思ったが、路線バスでも行けるが本数が限られた筈。今回は、断念した。またの機会に。でも、「今年の秋は(感染拡大の再流行などがあった場合)来れるのかなぁ?。」と、ふと頭をよぎった。
↓ 近鉄奈良駅から奈良国立博物館への歩道上、奈良県庁前のバス停。
「ぐるっとバス」全便運休の告知。
歩道を歩く人は少なく、シカせんべい店の周囲には、鹿が群がっている。エサをあげる観光客が少ないので、シカは、直接売店のシカせんべいをおねだりしているようだ・・・。
ひたすら蒸し暑い中を歩いて、9:34頃、奈良国立博物館の前に到着。なら仏像館に入る。
9:30に開館した直後であった。
奈良でもセミの音はすごかった。「シャンシャンシャンシャン・・・シャカシャカシャカシャカ・・・。」と途切れることなく凄い音。