DSC07515 午後からお出かけしました。近年クローズアップされている人物 白洲次郎の旧居です。自宅からは、横浜市の環状道路を北上し、246号線を越え(混んでいた)、横浜郊外の丘陵をアップダウンしながらTBSの緑山スタジオを過ぎ、ようやく町田市域に入ります。小田急線をまたぐ陸橋も混んでいます。

 町田市鶴川。住宅地が開発され、周囲は家、家、マンションです。都市化の波は東京郊外の多摩丘陵の姿を変えてしまいました。
 その一角、雑木林の丘へ続く坂を少し上ったところに旧居はあります。

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 当時、文字とおりひとやまを購入したのでしょう。周囲の農家も同様な敷地の広さだったでしょう。周囲に畑や林があって、母屋や離れ、納屋があって。農家が周囲に点在する郊外の丘陵地帯。つい、数十年前、次郎が移り住んだときとは全く景色が変わっているのでしょう。都市化した現在、この地にこれだけの広大な土地を持っていることは、それだけですごいです。
 
門構えも農家風です。門を入ってすぐのところに次郎の写真があります。

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決して教科書にはでてこない人物。
まれにみる大金持ちの家に生まれ、ありあまる教育を受け、伯爵家の令嬢と結婚し、戦後も高級車に乗り、セレブな暮らしぶり。絵にかいたような人生です。





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展示物は、自作した陶器などの工芸品や家具、書斎など。


母屋の裏手には、雑木林が茂る岡があります。
すべて次郎の敷地です。




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家の建物は質素です。
ゴルフ好きだったようで、あの軽井沢ゴルフクラブの理事長だった・・。
このゴルフクラブふつうでは会員になりません。有力政治家、有力財界人でも簡単になれません。
戦前の会員名簿が展示してありました。そうそうたる人物です。ここに名のある人物の子孫は今も政界、財界、官界で活躍しています。
日本の上流階級様とは何ぞやということを理解させてくれます。本当に。


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相模カンツリークラブの会員だったので、会員証も展示していました。次郎と妻正子がプレーしている写真もありました。
ここも社団法人組織の名門クラブ。
株式会社が運営するゴルフ場ではありません。紳士淑女の社交クラブだから、社団法人のゴルフクラブなのです。
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11月も半ばとなると、日没も早い。いつのもにか日は暮れあたりは真っ暗。漆黒の闇につつまれます・・といいたいところですが、隣接してユニクロの店もあり、住宅地の電灯や街頭がこうこうとし、もよりのメイン道路は車がひっきりなしに行きかいます。
 道路沿いにコメダコーヒーノ店がありました。ここでコーヒーを飲もうと妻にいいましたが、「ヤダ」と。理由を聞くと「モーニングの時間帯以外はコーヒーだけだから、行きたくない。」と。セコイです。本当に・・・。
それでも無理やり連れて店内に入りましたが・・・。