平成館の会場に入場しました。2階のエスカレータに乗ります。いつもの通り展示室は第1会場、第2会場と分かれていますが、順番通り第1会場から見たのでは、開館時の通例で混むだろうと推測し、第2会場から見学を開始しました。空いていました。
 公式には本展覧会で「前期」「中期」「後期」と区分されているわけではありません。しかし、作品の展示期間に応じて
 「前期」10/15-11/9(日)
 「後期」11/9-12/7(日)
 と区別されています。「中期」は、私が勝手に分類しました(笑)。

 ↓ 写真は、帰るときに下りのエスカレータから撮影したものです。登ってくる新規入場者が・・・少ない・・・です。
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 第2会場
 どの展示から始まったのか、よく覚えていないのですが、たしか最初の展示は、名古屋市の徳川美術館蔵「千代姫婚礼調度」。名古屋でもっと多くの品を見たことがあります。昨年も別の特別展で展示がありました。もはや常連さんですね(笑)。
 続いて、印象に残った作品を挙げると・・・。
 最初は、絵巻物がメインだったと思います。
 日本書紀の展示が最初のほうのガラスケースにありました。・・・初めて見ました。
 名古屋市の徳川美術館蔵 「源氏物語絵巻」 「柏木(二)」の展示、小さいガラスけーすです。展示場面はわずか・・・。そのため、このガラスケースの前は混みあっています。名古屋で見たことはあります。同じ場面だったと思いますが、忘れました・・・。
 
 大徳寺聚光院の襖絵 狩野永徳の「花鳥図」 聚光院の障壁画は初めて見ました。  国宝展に来た主な目的の一つでした。「鳥」についてはイマイチよくわからなかったのですが、「花」は、四面の障子にまたがり、向かって(右から)左にくぐっと太い木の枝がせりでていますね。力強く、まるで生きているんかような表現技法です。永徳作といわれる「檜図」と絵のタッチが共通しています。「檜図」は修復(朝日新聞社の後援)が完成し、来年の年明けに国宝室で公開されることがすでに告知されていますね。また、金色ではなく、淡いベージュのような色づかいが印象的です。
 「信貴山縁起絵巻」奈良の朝護孫子寺蔵・・・こののガラスケースが混んでいました。どうやら有名な作品のようです。
 「寝覚物語絵巻」奈良・大和文華館蔵。有名な日本美術を多数所有する民間美術館です。実のところ最近知りました。他の展覧会でも同館所蔵の展示物があり、「時々名前がでてくるけど、どのような施設なのだろう」と思ってネットで調べてみた次第です。
 「後鳥羽上皇像」・・・ガラスケースの中に上から吊りさげられて展示してあります。教科書に必ず掲載されますね。
 同様に、絵画の作品が並んでいます。そのなかで・・・
 狩野正信「周茂叔愛蓮図」先に絵巻物の部屋で展示があった「栄花物語」と並んで九州国立博物館が所蔵する国宝です。狩野派の祖、正信の作品の中で現在、唯一の国宝指定となっている貴重な逸品です。
 作品の描いている内容は、「周茂叔」という中国の人物が水面に咲いた「蓮」を観賞する。つまり愛(め)でる=「愛蓮」図、ということで作品のタイトル「そのまんま」です。やっと作品名の由来が理解ができました。(笑)。
 これら九博所蔵の両国宝を見てしまうと「九州国立博物館で所蔵国宝を見る。」という目的の半分を達成してしまう?ことになるので少し寂しいです。(笑)。
 続いて本国宝展の目玉でもある等伯の「松に秋草図」。
 先に智積院の収蔵庫を観覧したとき、収蔵庫に入って右側壁面に展示されているはずの本作品がありませんでした・・・。ここでやっと対面できました。とてもうれしいです。(笑)。
 私ごときが今さらいうまでもないでしよう。昨年来、中元の時期、お歳暮の時期とビールギフトのコマーシャル
に登場していました。電車内や駅など紙媒体の広告でも多数掲示されていました。ギフトのブレミアム性と「金屏風の豪壮さ」がマッチしている広告でした。なお、本作品の前にどっかと座って、このCM、広告に出演している俳優さんについては「スルー」します。(笑)。特に私から申しあげることは何もございません。(笑)。私は、テレビを見ていて、俳優さんはさておき(笑)、「松に秋草図 智積院蔵」と小さくテロップされた等伯の最高傑作に目を奪われたのでした。
 なぜ「祈り」がテーマである本国宝展にて展示かというと、鶴松君の菩提を弔うため秀吉が建立した寺の絵だったからにほかなりません。枯れることのない緑色の草木に永遠の命を表したのだそうです。

「支倉常長像」・・・今年の始めに展示があったイタリアからの絵画と容貌が酷似しています。実際の常長の姿を写実したものに間違いありませんね。
琉球王国関係・・・国王の「黄色の紅型衣装」は二年前、那覇市立博物館で見学しました。台風の中、飛行機で足止めを食ったので、その合間に(那覇空港からゆいレールに乗って)訪問したのでした。懐かしいですね。

 先に訪問した孤蓬庵(漢字一文字間違い)の「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」がありました。井戸茶碗は朝鮮半島由来の日常使用する簡素な器と知りました。
 同じ大徳寺の塔頭つながりで、龍光院の「耀(曜)変天目」の展示があればなお凄かったのですが・・・。今年の某ドラマに関連して展示できなかったのでしょうか・・・?。テーマの「祈り」とは関係ないからでしょうか?。某ドラマの主人公となった官兵衛様の菩提を弔うのが龍光院(しかも戒名の院号)ですから、「祈り」のテーマに十二分に関係があると思います。しかも、NHKは国宝展の主催者なのに・・・・。もっと「官兵衛様」を前面に押し出して欲しかったです。(笑)
 第2会場の最後の展示に、元興寺の「五重小塔」がありました。三年前に元興寺境内の収蔵庫(宝物館)で見学しました。そのときに、「建造物として国宝指定されている」と説明文があったのでこの小塔について知りました。元興寺境内の収蔵庫では、1階に展示されていますが、そばに2階の展示室に登る階段があるため、(階段の途中で)高い位置(上)から「五重小塔」を観察することが可能でした。しかしここ平成館では上から観察するとこはできません。会場は平面なので「目線」からの観察となります。(笑)
 以上で、第2会場を見終わりました。