2014.10.5
 大徳寺 孤篷庵(こほうあん)の特別公開がありました。
 2011年(平成23年 震災のあった年)の秋に公開があって以来ほぼ3年ぶりです。その前は・・・・、というと9年程度一般公開は無かったようです。
 北大路のバスターミナルへやって来ました。金閣寺方面のバス停前で待つ。弧篷庵は、大徳寺境内からやや離れた場所にあるため、大徳寺前のバス停ではなく、その先の建勲神社前のバス停で降りるつもりでした。が、隣のバスレーンに急行バスが来たので、(建勲神社前は停車しないため)大徳寺前で降りることにして、急いでそちらに乗りました。

 先の金閣寺方面の各停用のバス停で、同じくバスを待っていた私と同年代か少し年下くらいの眼鏡をかけた女性(おしゃれなブルーの服を着て、黒髪でまじめそうな雰囲気)も私のあとからかけって乗ってくる。「この女性も大徳寺に行くのではないか」とピンときました。(直感です。)

 急行バスを大徳寺前で下車。やはり、この女性も下車しました。この女性に同行者はいません。女性は、横断歩道を渡り、急いで大徳寺境内の中に入っていきました。
 私は境内の中には入らず、そのまま道路沿いに歩きます。
 IMG_1929↓何の変哲もない道路です。この写真を一見しただけではここが京都とは分かりません。




































 建勲神社前のバス停を過ぎてから、道路を渡り境内のほうへ歩きます。ちょうど、龍光院と高桐院の前の道でした。高桐院を過ぎると、本坊方面からの太い砂利道との交差点に出ます。何人か本坊方面から歩いて来ます。皆、孤篷庵に向かう人のようです。と、大きなカメラを肩からかけた小柄な女性が1人で本坊方面から歩いてきて、私の目の前を通り過ぎて行きました。年齢は20歳代後半から30歳代前半でしょうか。この女性も孤篷庵へ向かうのでしょう。途中(大きなカメラを)撮影しながら歩いていたので、私はその女性を追い越して先を急ぎました。

 一旦公道に出ます。神社の方面(北側)を見ると、道の途上に鳥居がありました。大徳寺の塔頭の敷地を南北に貫くこの道は、おそらく今宮神社の参道なのでしょう。つまり、神仏習合の時代は、大徳寺と一緒に信仰されていた神社だったのでしょう。
 この公道を渡り、孤篷庵へ緩い坂道を登る。庵へ向かう人が続々といます。
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 孤篷庵の行列に並んだのは、11時前でした。10時から公開なので、この時点で100人くらいだったでしようか。
 ↓すでに行列が・・・。左は紫野高校の校門。
              府立ではなく「京都市立」の学校のようです。
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 列に並びます。特に「最後尾」のプラカードを持って案内はしていません。博物館、美術館、レジャー施設ではありませんからね。(笑)
 紫野高校の校内ではバスケットボールの試合か練習をしているのでしょうか。ボンボンボンとボール(をドリブルする)音と掛け声が体育館から響いてきます。「静寂」というわけではありません。(笑)
 知らないで前を通った人は「ん、何の行列?」と思うでしょう。時々、「STAFF」と名札を首から下げた方が声を出して案内をします。だいたい25人ずつ入場して行きます。少しずつ進み、門が近づいてきました。
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