2014.10.5
  
 智積院にやって来ました。
 拝観券を買います。正面は、書院などですが、まずは看板に従い等伯の絵の収蔵庫へ。
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収蔵庫の入口。内部は撮影禁止。内部は靴を脱いで室内に入ります。
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 智積院の拝観といえば、まず「等伯」です。やっと来ることかできました。(笑)
 内部の扉を開けて、(収蔵庫の)展示室に入ります。
 しかし、展示室に入って右にあるはずの「松に秋草図」は東京に出張中。(笑)。東京の「国宝展」で見ることにします。
 展示室は、かつて障壁画が配置されてあっであろう、書院を模しています。元々作品は襖として使用されるものですから、室内の正面奥は上段の間や床の間、違い棚のようになって障壁画が展示されてます。
 向かって、左の壁面に「桜図」など。等伯の子息の遺作ともいわれるもの。ヤマザクラのようで、花と一緒に葉がでています。
 一般に有名なのは「楓図」ではないでしょうか。近年は「例のCM」のため「松に秋草図」が一番知られるようになりましたが。「楓図」の場所は忘れましたが、画面の中央の木の幹の左の「川が流れる様子」は遠くから見ると「くじゃくの大きな尻尾」かとも思うくらい、円形のカーブを描いています。「花鳥図」かな??と勘違いしていました。(笑)
 正面の上段の間?の絵は、緑色の鮮やかな草の葉や松が印象的な「松にとろろ葵図」?一連の作品群の中では知名度が低いです・・・が大作です。
 元々は秀吉の子鶴松の菩提寺の障壁画なので「永遠の命」を表す、松などの常緑種の「緑」が印象的です。「楓図」のモミジ色も控えめです。
  音声で説明のアナウンスが繰り返し流れます。しばし聞き入りました。
  文化財指定のために「楓図」「桜図」「松に秋草図」と名称が付けられたのであって、西洋画のようにタイトルはなかったのでしょう。同じ等伯の国宝指定の水墨画「松林図屏風」とは随分趣が違いました。

↓ 写真左は、券売り場。奥の木々に囲まれた建物が収蔵庫。
 
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 境内入口付近の案内看板。本当に境内が広い、大寺院です。有料公開している部分は一部のみと分かりました。境内入口から入って正面の大きな建物は「金堂」。外観のみですが、無料で散策できます。
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