2014.10.5
  
 智積院にやって来ました。
 等伯の国宝作品群を収蔵庫で見学し、次の公開エリアへ。長い講堂の建物の横を通り、奥の方へ。
 講堂から先に見学したのですが、先に書院の庭園から紹介します。
 歩いていくと庭園が見えてきます。更に進むと・・・。
DSC00515



















 庭園を正面に望む建物がありました。茶室もあります。

DSC00523



















 靴を脱いで書院に入り、庭園を正面に望みます。東側に庭園が広がっています。「鶴亀の庭」のような庭園です。ただ、どれが鶴でどれが亀か分かりません・・・(笑)。築山の中央から滝が流れ落ちています。
 池付近は現世、滝の流れ出る山は天上界、いわば極楽の世界、そこに至る過程の人の様を山の中腹の石で表現しているのでしょうか??。
DSC00524



















 
 ↓ 少し引いたアングルから。池の対岸の「山」は蓬莱山を表しているように見えます。(独断)
   すると手前の池は「大海」となります。
   山の裾野から山頂まで「つつじ」が丸く刈り込まれています。春には赤い花が咲くのでしょうか、丸く刈り込ん   
  だツツジは亡くなった鶴松の魂を、一年に一回、毎年繰り返し咲く赤い花は、絶えることなく続く輪廻転生や「永遠の命」を表現しているのでしょうか。

DSC00526




















 歩いてきた方向(南)の庭園の様子。
DSC00525



















 枯山水の庭園は姿を消し、緑と水の明るい雰囲気の庭園です。いかにも安土桃山時代の豪壮な庭園といった趣です。どことなく、醍醐寺三宝院の庭園に似ているような。
 庭園の詳しい説明は智積院のウェブサイトをご覧ください。ここに書いた内容は私の独自の感想です。(笑)


(追記)
 庭園の奥にあったガラス窓の建物が2015年「京都冬の旅」で公開されるようです。見取り図には「宸殿」とありました。一般公開では手前の「書院」、つまり等伯の複製画のある建物までの見学でした。ただし、京都冬の旅の案内のパンフによると近代以降の画家の障壁画の公開などのようです。

 拝観券を買い、正面に進むと、講堂や書院などへの門。「名勝庭園」と看板がありました。
DSC00514