11/22(土)(2014)

  勧学院を出るとき、空を見上げました。日没が近づいています。写真では見にくいですが、勧学院の屋根の上、右手に飛行機が飛んでいるのが見えます。400年以上前の国宝建築と現代の最新技術の対比、といったところでしょうか。
 実は、琵琶湖から京都上空は、羽田から西日本に向かうフライトの航空路です。琵琶湖の水面の上を飛ぶと、比叡山の山系を通過、すぐに京都市街の真上を飛びます。琵琶から流れ出る瀬田川やそこにかかる橋の様子、長方形の京都御所の緑色を高度9000メートル?からはっきりと確認できます。
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 次いで、収蔵庫にやってきました。べんべん君を紹介します。(笑)
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 勧学院の狩野光信の障壁画はここに保管されています。光浄院の狩野山楽などの障壁画は、そのまま見学できますが、勧学院の一之間、二之間などの画は複製でオリジナルはここです。
 桜の図や松の林の金色の障壁画群でした。京都市内の残されている同時代の狩野一門の障壁画以上の豪壮さです。当時の三井寺の権力(者との深い関係)をうかがうことができます。
 10月にオープンしたばかりのようです。真新しい建物です。入場は別途300円。鐘や(国宝指定以外の)智証大師像など光信障壁画の他にも重要文化財を含む文化財も収蔵されています。
 
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