2014.11.23(日) 

 比叡山延暦寺の中心、根本中堂へやってきました。拝観してから、根本中堂正面の急な階段を登ります。息をきらして登っている人もいますね。(笑)
 階段上から撮影。
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 階段から登ってくる様子。ここを訪れた人ならば皆さん一様に感じますが、「急です。」
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 階段を下から見上げる。石段の上に文殊楼があります。
 実は、この楼こそが根本中堂の門であり、現代の拝観者の私達は、根本中堂から石段を登り、楼に行きます。
 が、昔は麓の坂本から登ってきた巡礼者達はおそらく、この楼をくぐり、この石段の手前で、ついに眼前に姿を現したを根本中堂を見、「ついにここまでやってきだぞ」と感慨にふけりながら、急な石段を下って根本中堂に詣でたのでしょう。
 私達現代に生きる者は、車やケーブルカーなどを利用し(私はここのケーブルカーに乗車したことはないが)簡単に観光に来ることができることを感謝しないといけませんね。
 琵琶湖から東に向かって、文殊楼→石段→根本中堂とまっすぐに配置されています。

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 文殊楼のほぼ全景。内部に文殊菩薩が祀られているのでこの名が付いたようです。「楼門」といったところでしょうか。おそらくは、巡礼者のほとんどがこの門の下を歩いて(くぐって)、根本中堂への石段を下ったことでしよう。
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 内部に入ることができます。急な階段を登り、二階部分に行くことができます。内部は急な狭い階段なので年配者は停滞していました・・・。
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 写真左が拝観者の入口で一方通行。写真右から出ます。
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 「文殊菩薩」といえば、学問の仏様。「三人寄れば文殊知恵」。楼上、菩薩像には学問成就、受験祈願の願掛け?、短冊?、祈願文?がたくさんかかっていました。
 楼から別の方向を見ると、階段の下に宿坊「比叡会館」が見えます。立派な「ホテル」です。場所はここだったのですね。秋の三連休の中日。満室でしょう。
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 講堂の方向へ戻ります。途中、東の方向に琵琶湖が見えました。
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 入場口から参道への途中にある案内看板。
 延暦寺の境内地は、東の湖岸と西の山上で分かれている、一大聖域であることが理解できます。
 根本中堂は東の琵琶湖に向いて建っていることも分かります
 比叡山に上る坂の下なので門前町の地名は「坂本」なのでしょう。お寺や流派組織の本部「天台宗務庁」は坂本にあるので、拠点は麓にあるのでしょうか。

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 坂道を登ります。写真左下の斜面の方向には坂本から登ってくるケーブルカーの軌道が見えました。
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