2014.10.26

  八坂神社を出て祇園周辺を散策します。
 重要伝統的建造物保存地区、略して「重伝」地区に向かって、祇園の繁華街を歩きます。、鴨川への緩い傾斜になっていますね。この辺は夜のお店が建ち並び、子供連れで歩く場所ではありませんが・・・。雑居ビルとお店看板が所狭しと並んでいます。ビルの前には、ゴミ袋がたくさん出されていて結構臭い匂いがただよっています。

 と、木造とおぼしき家々のある街並みの一角に出ました。
 ここが有名な祇園の面影を残している地区「祇園新橋」なのですね。
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 写真の左は小さい神社の境内です。説明看板を見ると由緒ある神社とのことです。
「辰巳神社」とあります。


小さいながらも祇園の鎮守様、商売繁盛の神様だったようです。













 街並みを歩きます。営業している料亭?もあります。それなりのお値段です。(笑)
 ↓ 通り抜けて振り返って撮影しました。人が遠くにいるためか、誰も通っていないように見えます。
  この祇園の風景、日本の典型的な古い街並みとして紹介されることも多いと思います。
  が、写真を見返してみると意外と電柱と電線が目立ちますね。
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 案内の看板。

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 辰巳神社の前、南側。その名も「辰巳橋」の上から撮影。

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 窓には一様にすだれがかかっています。伝統的な日本家屋では現代のようにカーテンではなく「すだれ」だったのですね。
 辰巳橋から北側を撮影。水のきれいな川です。「白川」
 水が美しいのは、明治以降、南禅寺付近経由で琵琶湖疏水の水が流れるようになったからでしょうか。

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 祇園新橋の一本裏の通り。「重伝」地区には、道が数本通っており、道の両側には伝統的な町屋が残っていると思っていましたが、一本通りが変わると、現代的というか、戦後日本的というか、「昭和的」というか、何らふつうのニッポンの街といった風景です。さすがに「横浜某地区」とまでは言わずとも、とある関西の街のある通りの様子であり、京都は祇園付近の通りとは写真見ただけでは、分かりません。

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 祇園新橋地区の家屋の裏側。
 文化庁のサイトで見るに、「重伝」地区の指定地域は多分この家屋の敷地までなのでしょう手前の駐車場は指定を受けていないと思います。

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 更に道一本を四条通り方面(南)に歩きます。
 「大和橋」とあります。
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 先ほどの白川の下流。大和橋付近。
 「重伝」地区の指定は受けているかは、分かりませんが、白川沿いの家屋は、柳の木と相まって風情がありますね。

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