2015年2月21日 

  平成26年度冬期展示・重要文化財指定記念
「信長の手紙 ~59通一挙公開!~」 細川コレクション 永青文庫。

 永青文庫は、文京区の目白台にあります。有名な政治家の邸宅にあった地名なので、一定年齢以上の方はおなじみでしょう。ただし、私には、よく分かりませんが(笑)。
 昔から付近に豪邸を構える今でいうセレブの方も多い地域。カトリックの日本本部ともいうべき、「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」や椿山荘のある通り(目白通り)を入ったところに永青文庫はあります。
 、「東京カテドラル マリア大聖堂」は、モダンなコンテンポラリー建築なので通りからもすごく目立ちます。東京大司教座がここに置かれていたと記憶します。日本には大阪と長崎に大司教が置かれているばすです。長崎はのカトリックの教会は先年訪問しました。
 話は東京に戻り、ここ東京の大聖堂では著名人の葬儀も営まれることがあります。私が生まれる前のことですが、吉田茂元首相の葬儀もここだったような。
 一般的な目印は、椿山荘ですね。
 さて、永青文庫です。実際に中に入って見学したのは、今回が初めてですが、この前の道や付近は通ったことはあります。ただ、通ったのは久しぶりです。
  ↓ 永青文庫の電柱告知。右は和敬塾の建物。

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 「目白の坂」の階段。「崖」がい、になっていて、眺めがよいです。
 ちょうど、都心部の北から南を見るような感じです。基本的に日本の建物は南向きなので、後背地、つまりうしろの高台から東京の街を「見下ろす」ような感じになります。その昔、山縣有朋がこの付近に自分の別荘(椿山荘)を建てたのも、明治政府の権力者として「東京の街を見下ろす」感慨にふけるだめだったのではないでしょうか。
 写真右は、新江戸川公園ですが、この門は普段は閉鎖されていて通ることはできませんでした。
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 ↓和敬塾と目白通り(北)方向。この先にあるコインパーキングに車を停めました。
 永青文庫の敷地内には、車を停めることはできません。土地は広いのですが・・・。車で来た場合、コインパーキングが別の場所に車を停めて歩くくことになります。この日、着いたのは10時の開館時刻を少し過ぎたころでしたが、コインパーキングでは「最後の一台」で私が車を入れると「満車」表示になりました。
 もっとも、工事関係とおぼしき車も停まっているので、すべての車が永青文庫の来館者のもの、といわけではないでしょう。「年度末工事」の車が多いですね。この時期は。
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 和敬塾の広い敷地。若者が寄宿している寮のようで、室内にギターなどの楽器が置いてあるのも見えます。駐車場にはバイクなども置いてあります。元々は細川家の屋敷地で、現在は財団法人にして寮を運営しているのでしよう。
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 永青文庫、敷地内にあるオブジェ。中国風ですね。日本庭園でも「西湖」を模した池などにありますね。もちろん富士五湖の西湖ではありませんね。(笑)
 ここをくぐり、小路を少し歩くと新江戸川公園に出ます。

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 新江戸川公園に出る門。元々、門の向こう(新江戸川公園)も手前(永青文庫)も所有者は細川侯爵家だったのですが、以前は、この門はなかったです。永青文庫はコンクリートの高い壁にかこまれていましたが、この門のおかげで行き来することができるようになったそうです。
 「お殿様」のご配慮のおかけです。
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 永青文庫の入口。人がいないように見えますが、全く違います。続々見学者がやってきていました。テレビの影響は大きいようです。
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  敷地内は、うっそうとした林です。元々は個人の邸宅の敷地なのですからすごいですね。冬ですが、木々は落葉しておらず、常緑樹が多いことに気づきます。林に隠れていますが、小さい別館もありました。別の展示があり、別料金になっています。

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 よく言われるように、地下鉄の駅からは遠いので、たしかに来館には不便です。(個人のサイトやブログなどでも指摘されていますね。)車で来るにも駐車場は無い。近くというか、目白通りの角に「野間記念館」もあります。こちらも賑わっていました。開放的な敷地で、美術品展示コーナーやカフェーなど飲食店もあるようです。展示会は日本画の速水御舟などがテーマのようです。同時期の山種美術館とテーマがかぶっているような気もしました。
 永青文庫で見かけたた人が、野間記念館に入っていく様子も見えました。さらに椿山荘とあわせて「目白散歩」といったところでしようか。