2015年3月
 
 小田原文学館の一階で企画展示 「小田原ゆかりの皇族 閑院宮を知る」がありました。旧住宅の一室での展示なのでスペースはあまり広くはありません。企画展示の隣の部屋が常設展示でした。南の庭に面したおそらく以前は居間か応接室であったであろう部屋。日光を遮るため窓にカーテンをかけています。暖房は壁の上に取り付けられた家庭用と思われるふつうのエアコンです。展示館用に建築されていないため、天井に取り付けの集中空調設備方式を取ることができないようです。
 
 展示について見ていきます。
壁面に北村透谷など小田原ゆかりの文学者の写真パネルや年表などの展示があります。ガラスケースの中には手紙、所持品、作品原稿など関連資料の展示があったように記憶します。北村透谷は小田原の出身ですから小田原文学館にとっては最重要人物です。尾崎一雄の展示もありました。もともと小田原の出の一族だったのですね。
 常設展示室を出て、廊下出ます。事務所の前を通り二階へのを上がります。木板の床なので私が歩くとギシミシときしむ音がします。見学者は私以外にはなく、なんかここの職員に注目されています。なんだか、(閉館時刻も近いので)早く締めたいような雰囲気が伝わってきます・・・・・(笑)。
 二階も展示室があります。三階は休憩室とベランダのみでした。

 ↓ 小田原文学館(旧田中光顕邸)三階のベランダから。外に出ることができます。伊豆大島が見えます。
   先に掲載した二階の写真よりも、より遠くの眺望があります。
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 西の箱根方面。箱根の山の裾が見えます。写真では全部写りませんが、山並みは箱根の山の上の方へ伸びています。

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 ベランダに出てみると「ゴー」と遠くから音が聞こえます。海岸線を走る西湘バイパスを遠る車の音でした。実際私も西湘バイパスは時々走るのですが、ここに昔の元勲の別荘があり、現在は文学館になっていることは知りませんでした。海岸ヘリの道路(西湘バイパス)をただ通り抜けるのみでした。

 二階の展示は、小田原に居住したまたはゆかりのある文学者の展示が中心。北原白秋や谷崎潤一郎について展示がありました。白秋は、城ケ島など神奈川に住んだこともあるので小田原ゆかりと知っていましたが、谷崎も小田原に住んでいたのですね。白秋も谷崎も引っ越しが多かったようで、あちこちに「ゆかりの地」がありますね。
 というより、白秋についてはウチの父がその昔、孫にあたる人と仕事をしたことがあったとか。本人から直接聞いたわけではなく、同僚の人から聞いた話なので確かなことはいえないが、苗字はたしかに北原さんだったそうです。年齢的には、その方は白秋の没年と数年は人生が重なっているようです。孫だったとすると、まだ幼いときに白秋が亡くなったことになります。
その他小田原ゆかりの作家の作品、短歌?など原稿、資料の展示がありました。名前は私も聞いたことがあるくらいで実際には作品を読んだことの無い作家達でした。やはりその中でも、私にとっては白秋が身近に感じますね(笑)。

 三階のバルコニーに展望を見て、一階に下ります。ギシギシ廊下のオトを立てながら(笑)。私が玄関で靴をはいて帰ろうとすると、職員の人が出てきて見送りをしてくれました。三名いて全員女性でした。「さっ、〇〇を閉めて・・・・」など閉館の手順について段取りしていました。予期せぬ私の訪問で段取りが遅れたのでしょうか・・・・(笑)。

 ↓ 三階のベランダ。向こうに水平線が見えます。
  ベランダの手すり部分には屋根と同じスペイン瓦?が載っています。
  床面はタイル張り、ベランダの形状は半 八角形です。
  とても手の込んだ洒落た造りであることを感じます。

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