2015年4月18日

 「JFK その生涯と遺産」展 「His Life and Legacy」。 皇居北の丸 竹橋の国立公文書館です。

 「口」の字状に配置されている展示室。北側通路の細長い展示室に続いて、東側(つまり近代美術館側)の通路にある展示室へ。最晩年の大統領、JFK の姿です。
 日本との関係を示す文書や写真の展示があります。このコーナーでは日本の公文書館の所蔵文書の展示もでてきます。ただ、外交関係の文書も多いので外務省外交資料館蔵が一番多いです。
 ・当時の池田首相との会談の様子。
・日本からの経済や科学関係の委員と面会している様子。
 意外と首脳以外の日本人とも面会して、気軽に記念撮影に応じているのですね。
・当時の日本の閣僚夫人達との記念写真
 大統領は背がとても高いです。見栄えもします。やっぱり外見も大切なのでしょうか。対して日本のご婦人たちは・・・・・・・、着物を着ていて(晴れ着ですね。白黒写真なので分かりずらいですが。)いかも日本のご婦人といったご様子・・・・。
 日本人との面会写真の中にどこかで見た顔のアメリカ人が。日本では有名なライシャワー大使でした。(松方)ハル夫人の写った写真も一枚展示がありました。JFKが大使に任命したのですね。

 展示の最後の方でテレビから映像が流れていました。家族での映像です。休暇中、マサチューセッツかの海で、ヨットを楽しむケネディ一家のホームビデオです。背景の風景は、いかにもアメリカ東海岸北部の涼しい地域の「夏の海」といった感じです。いや、ホントに優雅なプレシデンシャルファミリーのホリデーの映像です。
 幼いキャロラインのかわいらしい姿があります。後年悲劇の墜落死を遂げた息子(JFK Jr.)の姿も・・・・。当時日本でも大きく報道されたことを覚えています。墜落したのは、ロードアイランドかマサチューセッツかの海であったと記憶します。当人(JFK Jr.))にとっては幼い頃から親しんだ海だったのでしょうか・・・・・。

 ジャクリーン夫人についても紹介がありました。少女時代の家族の写真も。説明によると父はフランス系の移民。母はアイルランド系の移民。ともにカトリックだったのでしょうか。母はジャクリーン11歳のときに離婚して別の人とのちに再婚しています。カトリックの離婚の可否は私にも分かりませんのでここでは記載は省略します。母の再婚相手と写っていたのが展示されていた写真なのでした。
 母は赤ん坊を抱いています。ジャクリーンの異父弟と思われます。写真の説明では実妹も写っています。ジャクリーン夫人の母上は、ものすごい美人で若く見えます。写真が撮影された時期は1946年のようです。するとジャクリーンは12~13歳くらいでしょう。とても12~13歳と10歳前後の子供(妹)がいる女性とは見えません。1946といえば第二次大戦終結の翌年、日本は敗戦後の混乱と占領の最中(さなか)であったわけですが、ジャクリーンの生活はとても裕福だったようで、写真ではその様子が伝わってきます。
 説明のない(写真中の)少年と少女は継父の連れ子なのでしょう。多感な少女時代の母の再婚と異父弟の誕生と血の繋がらないブラザーとシスター達。のちに結婚した12歳年長の夫、ジョンには生き別れた実父の姿を重ねたのでしょうか・・・!?。想像の域を出ませんが・・・・・。
 ジャクリーン夫人が夫JFKの死後、再婚した相手の海運王アリストテレス・オナシス(や再婚後の夫人の様子)について展示はありませんでした。  

 写真は、国立公文書館ニュースの記事。第1号となっているので創刊号です。

DSC02761


大統領執務室における
JFKの姿です。