2015年5月4日

 信州・安曇野。荻原守衛の個人美術館「碌山美術館」の見学記です。

 碌山館の裏から。建物の一番奥は、細長い別の小さい部屋になっていて展示室ではありません。守衛の生涯を解説した資料室でした。壁には、守衛の年表を掲示し、下のガラスケースには遺品や資料を展示しています。
 アメリカ滞在時代の資料もあります。戸張弧雁との交友についても説明がありました。
 戸張は、アメリカ滞在中に親しくなり、帰国後も深い交流が続いていたと分かりました。中村屋サロン美術館でも戸張の作品、肖像画が展示されていました。サロンに集う仲間だったのですね。しかし、戸張もまた長命ではありませんでした・・・・。

DSC01877





















 別棟に入ります。ここは二階が図書室や研修室になっていて、講演会や研修ができるようになっています。図書室は時間の関係もあるので、割愛して一階の展示室を見学します。
 守衛の絵画の展示室でした。展示室が守衛などの絵画作品です。彫刻は一点もありませんでした。意外にも守衛は絵を多数残しています。もっとも最初は「画家」になるとの志を抱いて東京に出たのですからね。


DSC01878




















 美術館敷地内の様子。緑の木々に囲まれています。
 写真右は守衛と深い関係にあった作家の彫刻が展示されています。

DSC01883