2015年5月

 尾形光琳 紅白梅屏風と燕子花屏風の同時公開で大賑わいをみせる根津美術館。
 先に庭園を散策します。建物の外のお庭に出ます。館内のみならず外のお庭も人で一杯です。

  ↓ 庭園の池のほとりに咲くカキツバタの花。
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  ↓ 庭園を池の方へ歩きます。実は根津美術館の庭園は窪地にあることが分かりました。石段をどんどん下に下る造りになっています。
  地図で見るだけだと立体感がないので分かりませんが、崖の谷間の窪地の池を中心として造営された庭園でした。てっきり、平面の庭園と池かと思いましたが、違いました。池に向けてかなり下ります。

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 石段や石畳の道を歩きます。と道のほとりには置物があります。嘉一郎が収集した置物かは分かりませんが、古代中国の青銅器の鼎のような置物です。ここは日本庭園なので古代中国の置物はあまり似合わないと思いますが・・・・・。


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 更に下ります。谷間になっていて、かなり立体感があります。

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 窪地の下に至る小路の途中には数寄屋造りの東屋や茶室があります。かつて、嘉一郎はここで茶を楽しんだのでしょうか。と、外国人のカップルが。

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 庭園の一番「底」までやってきました。池があります。カキツバタ畑があります。この季節見頃を迎えるのでこの美術館の庭園の売りのひとつです。
 皆デジカメを構えて盛んに撮影しています。私もその一人ですが・・・(笑)。

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 ↓ 少し離れたアングルから。池の対岸からも撮影している人がいますね。人気の撮影ポイントです。
   池りの向こうの斜面の途中にも茶室が。カキツパタの花を愛でながら茶を楽しんだのでしょう。
  パンフレットによると茶室は「披錦齋・一樹庵」(ひんきさい・いちじゅあん)というそうです。
  皆、一様に同じ姿勢でデシカメを構えています(笑)。

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 池の水面のアップです。うーん、あまりよく写っていません。

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 カキツパタの花のアップ。先の池のほとりで拡大撮影です。
 実は花の見ごろは過ぎています。アップするとよく判りますが、花はかなり萎れてきています。
 この前の週、GW期間中くらいが見ごろだったも知れません。今年は春先の気温が高かったので見ごろのピークが少し早かったようです。

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 毎年この時期に「燕子花屏風」を展示しているのですね。
 なるほど、私の庭園を先に見たのですが、絵の説明にあったように改めて写真で花を見るとカキツバタの花を光琳は「実際よりも大きく描いている」ことが分かります。

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 写真を更に拡大する。と、花がかなり散っています。
  遠くから見るとまだまだ青い花を咲かせているように見えますが。

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 移動して撮影ポイントを探します。同じ池のべつのほとりから、カキツバタの花の群落と池を撮影。


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 もう一枚。写真右に撮影している観覧者が集まっています。先の写真を写したポイントの近くです。


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 目の前のカキツバタの花を拡大。


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