2015年6月6日

 6月の土曜日のこと。文京区千駄木の森鴎外記念館にやってきました。
 アクセスは、地下鉄千駄木駅を降り、地上に上がります。地上に出て歩道を少し歩き、交差点を曲がり坂を登ります。沿道にはビルやマンションが林立していますが、その合間には老舗と思われるお店もあります。坂は、団子坂というようです。なぜ団子の坂なのかは理解をしていません・・・。ともかく坂道を登ります。
 
 ↓ 坂(団子坂)の途中から下(千駄木方向)を見る。  

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 坂といっても、すごい急坂というわけではありません。坂を登ると平坦な道になります。急に視界が開けます、といいたいところですが、道の両側にはマンションやビルが多いので見通しはいいとはいえません。

 「森鴎外」本名、森林太郎。おそらく彼は近代日本における最高の天才、秀才の一人でしょう。医師でありながら、文学者。そして陸軍軍医官としても軍医総監の階級に昇り、栄達を極めた人物。
 近代・現代社会で「二足のわらじをはく」人物のはしりともいうべきお方。鴎外については、その作品のみならず第三者による評伝など様々な書籍が発刊されていますし、テレビなどマスコミでも取り上げられることがあり、その生涯は比較的知られています。が、彼は一体どのような人物だったのか?、私は改めてこの「多才の天才」の生涯と事績について知るべくやってきました。
 (ホントはもっと早く少年の頃に知っておくべきだったのでしょうけどね・・・。)

 ↓ 坂を登り切ってすぐのところに「森鴎外記念館」はありました。

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 コンクリートの要塞のような建物。なぜこのような無機質な外観になってのかは分かりません。デザインとしては斬新な近代建築とったところなので、公募か何かでコンペしたのでしょうか?。
 悪いですが、この建物が「鴎外の記念館」とは連想がつきにくいです。
 
 訪問したときは、企画展として「谷根千 寄り道文学散歩」が開催されていました。
 鴎外記念館は開館して3年くらいです。よってまだ建物は新しい。以前は同じ場所に鴎外記念図書館、図書館鴎外記念室があったようですが、記念館として建物を新築し、リニューアルオープンしたようです。

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 道沿いのエントランスは駐車できるようにも見えますが、「駐車禁止」です。記念館には駐車場はありません。
 下の写真は登ってきた団子坂の方向です。入口も見えます。

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 入館料を支払います。館内は撮影禁止。建物入口に鴎外の胸像がありますが、これも撮影禁止でした。
 大人は500円。特別展開催期間中の料金のようです。あとで知ったのですが、文京区内の博物館、資料館などの公共施設と「相互割引き制度」があり、半券を提示すれば入館料が割引になる制度です。
 対象には「東洋文庫ミュージアム」もあったので、ここ森鴎外記念館を見た後に見学した「東洋文庫ミュージアム」の入館料900円が実は割引きになったのです・・・・。今となっては仕方ないですね(笑)。
  
 展示室は地下にあるそうで、いきなり階段を地下に降ります。潜っていくような感覚です(笑)。
 
 下の写真は記念館の入口の自動ドア。
  人が写っていないのでドアの高さが分かりにくいですが、巨大に感じます。
  高さ三メートルはあるような感じです。
 
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 あたかも、コンクリート製の要塞に吸い込まれるかのようです。ドアがガラス製でなく、館の内部が全く見えない。道路沿いの外観を撮影した写真を見てもわかりますが、建物の壁窓にもが無いので圧迫感、威圧感があり、一層「要塞感」をかもし出しています。
 ドアの高さは隣に置かれた「自転車」の大きなから逆算してください(笑)。