2015年8月

 お盆も過ぎたある暑い日のことでした。
 山種美術館にやってきました。 「前田青頓と日本美術院 大観・古径・御舟」展の観賞です。
 まずは恵比寿駅から美術館までの道のりをレポートします。
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 恵比寿駅で電車降り、少し歩きます。途中、交差点を渡ります。暑い。信号待ちの間、直射日光から身を守るため街路樹やビルの陰に身を寄せます。途中から坂道になります。
 ↓ 坂の途中で恵比寿駅方向を振り返る。写真左のビルは再開発ビルでしょう。
   いろいろなテナント、オフィス(企業の)が入っています。美術館はまだ先です。

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 10分弱歩くと、坂の先に美術館のビルが見えてきます。「あれが山種美術館だな」。とその存在を確認して最御の上り坂をラストスパートで歩きます。決して走る訳ではないです(笑)。が、この炎天下、急坂ではありませんが歩くのはしんどいです(汗・・・)。街路樹が多いので日陰もあります。大助かりです(笑)。
 恵比寿駅から10分は歩きました。やっと到着。美術館の建物は窓が無いオフィスビルのような感じ。見学者が結構出入りしています。美術館の前にはバス停があり。バス待ちをしている人もいます。見学を終えて駅に戻る人達のようです。反対側の歩道には恵比寿駅からのバスが到着しました。何人降りてきます。美術館へ入館する人もいます。この暑い中、坂道を登って来る人はボクくらいなのでしょうか!?

 ビルの壁の脇に掲示されたポスターを撮影。
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 会期は6月29日から始まっています。8月23日で終了です。この日は終了の直前でした。(お盆を過ぎたらすぐ終了という会期設定です。)一年で一番暑い時期に、徒歩で訪れるには交通がやや不便な美術館。日本画専門という館の性格からして高齢者が多いと推測していました。訪れる人はどれくらいいるのか、という興味もありました。予想に反してこの炎暑の中、訪れる人は途切れることがありません。根強い人気の美術館であることがわかりました。
 そもそも炎天下歩いてここまで来るオマエの方がおかしいんや、と言われればそれまでです。ボクが悪かったです。反省しています
 今回の私のメインは御舟作の重要文化財「炎舞」。炎天下、汗だくになりながら「炎舞」を鑑賞するのもまた一興。今回の展覧会は青頓がメインであり、御舟の作品はメインではありません。が、ポスターには「『炎舞』二年ぶりの公開とコピーが入り、写真も掲載されています。」ここ山種美術館のメインの所蔵品のひとつです。
 今回が初めての訪問。私立(民間)美術館といえば企業の創業者(オーナー)のコレクションを元に(没後に寄贈して)設立した施設、財閥が運営する施設などがあります。前者の施設の場合は、施設名に企業名やオーナーの名前が入っているケースがほとんどと思います。ここは典型的なオーナー設立の美術館でしょう。美術館の年賦を見ると現在地に移ってまだ20年も経過しいないようです。建物自体も比較的新しい斬新なデザインです。
 早速チケットを買って入館します。開館時間は17時まで。すでにこのとき16時前・・・・。私の知る限り金曜日や夏期の開館時間帯延長はないようです。夏の17時といえば、「アフターファイブ」開始にはかなり暑い・・・。入館は閉館の30分前までですから、暑い中訪れないといけません。

※「暑い暑い」とばかり書いていますが、ホントにこの日は暑かったです。いや「熱かった。」。