2015年8月

 山口県、萩市の中心部から津和野、島根県方向へ里山の道を走ること20キロ以上。ひと山かふた山越えた集落の先、ダムのほとりに目指す遺跡あります。
 世界遺産 大板山たたら製鉄遺跡
 見学は自由です。新たにトイレや休憩小屋が設置されていました。まだ新しいです。ボランティアの説明員も常駐しているようですが、この時間帯では無人でした。
 さっそく遺跡に歩きます。駐車場に隣接して遺跡はあります。林を切り開いたような土地です。
 ↓ 遺跡の説明陶板。

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 遺跡と駐車場の間に柵はありません。夜間でも自由に入ることができます。ただし、電灯は無いので夜は真っ暗です。
 ↓ 遺跡の入口の碑。

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 ↓ 製鉄をしていた場所を覆うやぐら、といか屋根。
   モチロン当時のものではありません。最近の建築です。柱のコンクリートがまだ新しいです(苦笑)。

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 遺跡を見たときの第一声。上の子は「うわ~。とって付けた感、ハンパねぇし~。」とギャル語(笑)。
 私は無言でした。先の「造船所跡」で「耐性」というか「免疫」が出来ていましたから(笑)。
 感想特に無し。

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 上の写真は遺跡の奥。中心部のようです。説明の「陶板」によると「高殿」(たかどの)といい、製鉄炉があったところで、ここで鉄わつくっていたそうです。

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 ↓ 遺跡から駐車場方向を見る。私達の乗ってきたレンタカーが一台停まっているのみです。日没後のこの時間、他に見学者はありませんでした。

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 下の写真の解説。
 奥が「高殿」、右の屋根は銑鉄場所のようです?。池の跡もあります。
 解説になりません(苦笑)。
 小屋の下や池の跡の地面部分もあとからコンクリで固めたようです。当時の石組みのあとも残っているのでしょうが、どれが当時の遺構でどれが新たに塗り固めたものか判然としません。

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 ↓ この木組みの枠は・・・。

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 製鉄炉の跡のようです。木組みはあとから付けたのでしょう。この下に地下構造物があるのか、別の場所に露出している場所があるのか、それとも埋められていのか、ちょっと分かりませんでした・・・・。

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 周囲が暗くなりました。改めて史跡指定の石碑を撮影。三年たっていません。
世界遺産に指定しようという運動は数年前からあったと思いますが、運動するためには国内での文化財指定が必要ということで、何らかのプッシュの結果、指定されたのでしょう。

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 駐車場に戻ります。日没後、急激に暗くなってきました。夜の闇が迫ってきました。車に戻ります。まるで漆黒の闇から逃れるように。(笑)
 8月のこの時期でも日没は19時30分前です。関東地方では18時50分頃でしょう30分以上日没時刻が遅いので、助かります。

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 日没時刻が遅いので、ここ製鉄遺跡、先の造船所跡、萩反射炉など自由見学の場所を明るいうちに見ることができました。これもコース組みの「想定の範囲内」です(笑)。