平成27年10月

(前回までのあらすじ)
 「春画展」 を永青文庫で見た私は、都電に早稲田駅から乗った。時刻は夜の7時を過ぎている。秋の日は短い。周囲は暗く、街のネオンサインが輝いていた。大塚駅から山手線の電車に乗り、鶯谷駅で降りたのだった。
                                                       (あらすじ終わり) 

 鶯谷の駅の改札を外に出る。線路の向こう、坂の下には、様々な形状のビルが。ビルの屋上に設置された妖艶なネオンが輝いて、怪しげな光を放っている。私は、そのネオンの輝きを背にしてひとり坂を上る・・・・。
 決して坂を下ってはいないです(笑)。

 急ぎ足で19時半頃に東博の正門の前に出た。さて、この日は金曜日。夜間開館に行くか、と思ったが敷地の中は電気が消えている。国立博は閉まっていた。夜間開館は無かった・・・。誤解していたのだ。特定の月の特別展開催中の金曜日のみに夜間開館は実施されるのだ。

 更に、東京都美術館(都美)へと上野公園の中を歩く。都美に近づくにつれ、歩いている人が多くなる。皆「モネ展」に向かう人々です。
 「マルモッタン・モネ美術館蔵 モネ展」にやって来ました。 (10月18日までの期間限定で代表作「印象、日の出」が公開されています。18日までは連日夜9時まで延長開館をしています。公立美術館の場合、夜間延長開館は8時までが一般的ですから、異例の対応です。「春画展」を夜間に見てから十分に間に合います(笑)。

 ↓ 館内の告知看板。「睡蓮」の絵が。

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 都美は、ガラスから漏れる灯りにてらされ、浮かび上がっている。多くの人で賑わっている。折から雨が降ったり、やんだりしている。傘たては、ほぼいっぱいの傘が。まずは空いている傘たてを探す。傘を預け、キーを抜く。
 館内に入り、チケットを買う。並んではいないのですぐ買える。しかし、荷物を預けるコインロッカーが、ほぼいっぱい。私の目の前にいた、学生らしきカップルが先にロッカーを見つけ、荷物を入れてしまう。他に空いていない!。先を越された私は、別のロッカーを探して、ようやく入場口付近のロッカーを見つけたのでした(笑)。
 残り三か所(つまり、ロッカー3個)くらいしか空いていなかった・・・。平日にもかかわらず、混雑しています。夜9時までの延長開館効果ですね。
 ロビーには映像コーナーがあり、ここで6分の映像をまずは見て(有料エリアに)入る。晩年のモネの映像が残っていた。1960年代にモネの息子が死後、残されたモネの絵をマルモッタンに寄贈したそうだ。よって現在のマルモッタン・モネ美術館になったそうだ。

↓ 闇夜に輝く美術館内の灯り。路面はまだ雨に濡れていません。

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↓ 外から見た展示室内の経路途中の様子。多くの鑑賞者で賑わっています。

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 展示室内に進む。最初の作品は、モネの肖像画。隣に妻の肖像の絵。次いで、長男と次男ミッシェルの子どものときの肖像絵。長男は48歳で父に先立ち死亡したそうだ。次男は88歳で交通事故で死亡。次男が死去したのは、先の通り1960年代でした。


 ここで周囲の状況をレポートします(笑)。鑑賞者の平均年齢は春画展と比べて、ぐっと若い。しかも女性率が高い。4対6くらいよりは少ないので、実際は45:55くらいかな。若い女性が多い。しかも、女性の茶髪率も高い。
 春画展は、(先に私が見たところ)女性の鑑賞者は少数派だった。若い人も比率は少なかった。若い女性がいても、黒髪がほとんどだった。中年の年齢以上で髪染め(と思われる茶色)を除けば。
 女性観覧者の平均身長も(春画展に比べると)高い。理由は分かりませんが。カップルは、学生らしき人達が数組いる。あのマグリット展in京都と比べて、学生カップルの数が格段に「少ない」のでホッとします(笑)。

 ※ この「レポート」は管理者の独断、私見によるもので何ら他意はありませんので悪しからずご了承ください。

 夜8時に近い時間帯だが、子連れの鑑賞者もいる。小学生くらいの子も。低学年の子をつれた家族もいる。子供は「おかーさん、次の絵なーに~?」など、お母さんにまとわりついて結構声が(展示室内に)響く。
 時々その子が「おとーさぁーん・・・・」あーだ、こーだ、などと声を出す。
 目玉の「日の出」は、経路の中ほど、(地下展示室から)二階にのぼった展示室にあった。「日の出」は最前列で見る場合は、列に並ぶ必要がある。後ろから見る場合は、並ぶ必要は無い。私は、列に並んだ。しかし、順次進んでいくので、すぐに絵の目の前の順番になった。ゆっくり歩いての観覧なので落ち着かないが・・・。最前列で見た後、後ろから再度見かえす。しばらく、絵の前で鑑賞しました。

↓ ポスターに掲載された「印象、日の出」

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