2016年2月 「迎賓館赤坂離宮」本館、主庭 一般公開 参観7(最終)

 「迎賓館赤坂離宮」の一般公開 参観記事も今回で最終となります。

  続々と見学希望者がやってきます。入場してから一時間が経過してました。建物の内部を見るのに思ったより、時間がかかりました。実は30分くらいかな、と思っていました(笑)。ところが、内部の各部屋の前では、人の「列が渋滞」していたため順番に見るには時間がかかりました。

 主庭、つまり噴水の庭を一通り見て、本館を南の正面から撮影し、退出することにしました。
 仕事もありますので、この辺で切り上げることにします(笑)。
 そのいえば、噴水の前の石階段で、本館の正面をパックに写真を撮影してくれと、60歳台くらいの夫婦に頼まれました。私のように仕事を抜けて着ているらしき人もいます。背広とコートを着て見学に来ている男の人もいます。これで腕章でもしていると、ここの係員に間違えられてしまいそうです。

↓ 西側から見た本館。遠くに赤坂の某高級ホテルの曲線的なビルが見えます。。

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 名残惜しきかな迎賓館・・・・。
 と、本館の公開されていた順路の最後の部屋、羽衣の間を出た廊下で視察らしき一団がありました。皆、日本人です。数人で皆スーツを着ています。襟にバッヂを付けている人もいます。特にテレビに出ているような大臣様や政治家ではなく、国会議員のパッヂではありません。お役所のバッヂのようです。(私見ですが)
 衛視は視察している人の顔を知っているらしく、一団の中央で歩いている人に対して、挙手の敬礼をしていました。一団は階段を下りて、先に行ってしまいました。

 と、庭でも歩いて視察をしていました。視察というよりは、一般公開の状況を巡視しているようです。外にいる衛視も挙手の敬礼をしていました。彼らは、庭の玉砂利を「じゃりじゃり」と響かせて、歩いて行ってしまいました。
 ここの館長さんでしょうか?。外部の人ではないようです。

 ↓ お偉い様の一団がわずかに写っています(笑)。
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↓ 本館の西翼。

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 退出する間際、西翼の半地下から出入りする入口を見つけました。二階建てかなと思いましたが、半地下構造で地下一階があります。倉庫、調理室、管理用の部屋があるのでしょう。勝手口のようなものでしょうか。

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 本館の敷地を出て、前庭が見えます。こちらは、整理券無しで正門から入ることが出来、人数制限もありません。本館の建物は、外観のみの見学です。
 「本館」と「正門」の位置関係が難しいですが、「本館」の内部見学は、「西門」からの入場です。「正門」から入ることは出来ません。
 前庭は、多くの人で賑わっています。正門から見ると、建物は曲線、Uの字の孤を描いていますが、(正門と本館を挟んで反対側の庭である)主庭からの本館は四角い長方形の建物にしか感じませんでした。曲線を描く建物の部分には入ることができませんでた。
 正門から見える建物の曲線部は、おそらくゲストやその随員の居室ではないかと思いました。
 (後日、ウェブサイトで確認したところ実際は違うようですが・・・・。)

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 主庭を離れ、休憩室に向かいます。管理棟が休憩室となっているようです。と、その途中には垣の木になっているサカキが植えていりました。このサカキは庭園の植え込みにもなっています。その手前に葉牡丹?が。主庭の噴水の周辺に曲線状に植えてありました。

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 アーチをくぐり、休憩室に向かいます。渡り廊下のような通路でつながっています。

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 管理棟です。館長室もありました。と、休憩室の館内表示があり、ある一室が空いていて、一般見学者の休憩場所になっていました。トイレもあります。「中にはトイレがあります」と案内していたのは、ここのことでした。ただし、女性用は行列していました。
 管理棟は三階建て?。入口の脇には、部屋の案内があり、会議室がみっつくらい上の階にあるようです。館長室もある。次長室もある。「館長」と「次長」がいるようです。
 そういえば、新聞の人事異動蘭で「迎賓館館長 ダレダレ」と名前が出ることがあります。現在は内閣府ですが、以前は「総理府人事」で「迎賓館館長」と異動がでていました。
 新聞の人事が出るということは、高級官僚様のポストですね(笑)。
 館内の案内によると、運営課、庶務課など二個の課がある。賓客がいないときには、何をしているのでしょうか。建物、庭の管理でしょうか?。

 ↓ 管理棟への通路は橋のようになっています。管理用の出入口とつながっています。工事などをするときは、車両はここから出入りするのでしょう。 

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 管理棟入口のホールには臨時職員の女性が立っています。紺の制服を着ています。確かに皇宮警察と間違えてしまいそうな制服です。というより、紺のロングコートを着ているから、内側に着ているスーツが見えないだけでしょうか。
 壁に先ほど本館の部屋(朝日の間)を飾っていた「緑の刺繍」の見本があった。つまり、西陣織の「金華山織」です。「さわっていいですよ。」と女の係の人が声を掛けてくれる。三層構造に布を重ねて模様を表現している。ただし、撮影は禁止とのことでした。よて、言葉で伝えるのが難しいです。緑のフエルト(触ったところ絹ではないような感じです。)を唐草模様に切り取りし、壁に貼り付けして(壁の一部を)装飾している、と書けばよいでしょうか・・・。
 
↓ 休憩室の建物。管理棟に続いています。普段からマスコミや随員などの休憩に使用されているようです。
 写真の左の奥に、先ほど渡った小さい「陸橋」が見えます。
 自販機、ロッカーのところまで戻り、荷物を回収。セキュリティチェックで人が並んでいます。私達の次の11時からの整理券を持っている人が入場して来ているようです。その後、西門から退出しました。

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↓ 迎賓館 今回の一般公開のチラシより。A4版カラー印刷の部分。
今回見学した各部屋の写真が掲載されています。このチラシと同じ看板が北の正門横に掲示してありました。
部屋の内部の様子は、ほぼ自然光で撮影されており、実際に見た内部の明るさに近いです。

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