2015年9月5日 (遅れての記事投稿です。)

 伊豆にやってきました。伊豆の山間の川沿いの道を通ります。持越の旧鉱山の工場を過ぎ、更に山の上に続く道は、細くなっていました。やがて川から道は離れ、どんどん登って行きます。途中、道路が太く拡張工事されている所もありました。

 ↓ ここは標高800メートル。とある中部地方の高原です。八ケ岳付近の高原?、
   富士山の付近の山の高原地帯?、いいえ、違います。ここは、伊豆半島、「西天城高原」です。
 


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 高原を突き抜ける風は、どこか冷たいです。半袖を着ているので、思わず、寒いっと呟いてしまいます。
 先ほどの、セミの声と濃い緑の森林に囲まれた湯ヶ島付近の旧鉱山跡とは様子が違います。
 爽やかな高原の風が吹いています。

 峠を越えて、下り坂の途中に車を停める場所があります。展望台のようになっています。絶景です。
 バイクのライダーも自動車で来た人も車を停めて、駐車場から絶景を眺めています。 

↓ 牧場の様子。はるか眼下に海が見えます。駿河湾です。
 雲がどんどん湧き上がっています。海から吹いてくる強い風が、高原の冷たい空気に晩夏の熱気が冷やされて、どんどん雲が湧いてきています。

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 牛舎の拡大。 「牧場の家」があり、乳製品、ソフトクリームを販売しています。
 観光スポットになっています。(写真は無し)

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 ↓ ここは西伊豆町。眼下に小さく見える街は「宇久須」です。入江になっています。あれ、戸田かな?、土肥かな?、とも勘違いしてしまいます(笑)。西伊豆には、このように山から流れる川の下流部のわずかな平地に集落がいくつもあります。急峻な断崖に両脇を囲まれ、入江になっています。天然の良港ですね。伊豆の地形が作り出した雄大な風景です。

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↓ 「宇久須」の拡大。 マーレというか、もう少し円形の入江の地形が「戸田」(へだ)ですね。戸田はここよりも土肥を経て、更に北です。合併の結果、戸田は沼津市ですからね。

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 車を停めた「展望場所」から、海とは反対の山の上、峠の方向。林は少なく、草原や灌木地帯です。
伊豆半島の西側から、海流に乗って吹いてくる強風の影響で、森か成育しないのでしょう。箱根峠から十国峠付近の伊豆半島の付け根の尾根の西側の笹の成育している地帯と同様ではないかと思います。
 中伊豆の湯ヶ島方面から登ってきて、牧場近くになると道は立派な広い二車線になりました。尾根なので、道路が造成しやすかったのでしょう。この牧場付近の道路も整備されいました。

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 西伊豆高原牧場から、道は一気に海に下ります。標高差は約800メートルです。海抜10メートル地点までやってきました。宇久須付近です。海沿いを走る国道に出ます。国道を左折して、更に南に向かいました。
 次に目指すは、鰹節で有名な「田子」です。


 ↓ 中伊豆「天城国有林」の看板。 
     「伊豆営林署」というか、森林管理署は湯ヶ島にあったと思います。
     仁科峠に至る道の途中にあります。光の感じが強いです。低地で「夏」の感じが写真でも伝わります。
     峠付近の高原の風景とは対照的に森林が茂っています。

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