2015年9月20日の日曜日、「五連休」の二日目、北海道旅行1日目です。

 函館沖合の上空を通過。函館の夜景を視認した。すぐに室蘭沖を通過。やがて陸地に入って来る。苫小牧だ。長く続く砂浜を掘りこんで港を造成しているので、すぐに分かる。
 ↓ 苫小牧上空。 写真はボケているが・・・。
   シップ(この用語を使用するのはドラマの影響・・・・(笑)。)は北海道の内陸地に入っていく。

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 目的地は旭川。新千歳に着陸する場合、苫小牧上空では高度がかなり下がり、着陸態勢であろう。が、旭川行の機体の高度はまだ高い。北海道に来るのは十数年ぶりだ。昔の記憶が蘇って来た・・・・。
 苫小牧を過ぎると、すぐに新千歳空港の上空らしきところに。「はて、滑走路の誘導灯は見えないのかな?、ライトで空港と分かる筈だが・・・・。」と思いきや、長い長方形の暗闇が窓から見える。地上から見ると誘導灯はコバルトブルーやオレンジ輝いて見えるが、空からは見えないのだ。やはり、保安上の理由で上空から滑走路と判別はできないように誘導灯を地上に設置しているのだ。
 考えてみればあたり前だ。航空燈で空港が識別されれば、テロの危険性だってあり得る。(こんな簡単なことも知らなかった・・・・・・・(絶句)。)
 ではなぜ、新千歳と分かったかというと「半円形」のターミナルビルだ。新ターミナルになって20年くらいは経っているだろう。以前来たときもそうだったので。ビルからは電気の光が煌々と輝いていた。それが半円形に見えたのだ。一方、自衛隊の基地の様子は暗くて上空からは分からない。 

 ↓ 上空から見た新千歳空港付近(ピンボケ)。写真では、空港ビルが識別できない。

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 新千歳を過ぎると、進行方向左手の先に「光の平地」が見える。大きな街のようだ。つまり、札幌の街の光。距離があるのでぼやけてしか見えない、水平に光が広がっている感じだ。
 と、飛行機は「当機は着陸体制に入ります。」とどんどん高度を下げる。窓からは真っ暗で何も見えない。山の上を飛んでいるようだ。
 と、高度が下がり地上の光が見えてきた。旭川盆地に入ったようだ。新千歳から15分くらいしか経っていない。飛行機だとあっという間だ。どうやら、旭川空港ではないかと思われる場所が暗闇の中に見える。

 ↓ (ウソみたいだが) 旭川市街上空。
 
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 旋回して高度は更に下がる。旋回すると今まで通過してきた方向の空港の滑走路がはっきり視認できた。空港の上を一旦通過、空港からみて北にある市街地上空を旋回し、北から南に向けてランウェイに進入するようだ。(「管制官のドラマ」風に(笑)。ドラマの影響を受けたのは私ではなく、ウチの子供です(苦笑)。)

 旭川市上空を通過し、最終着陸態勢に。着陸直前は、市街地の真上を通過した。窓からみえる市街地の光は少ない。周辺人口が少ないためか。ただ、碁盤目状の道路に街燈が配置されていて、街の光が格子状に美しく見える。が、どことなくさびしい感じもする。

 ↓ 旭川市街の夜景の様子。格子状の光。 (ただし、ピンボケ。)

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 機内に設置されている画面には、機外正面のモニター映像が映る。滑走路に向かって降下している様子が分かる。誘導燈火が矢印のようにオレンジ色に光って機を(滑走路に)誘導している。
 直後にドンドンドン、ゴーっと音を立てて着陸。
 ↓ 停止してから撮影した座席から空港の様子。

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 タラップから機外に出る。と、空気がひんやりしている。機体と蛇腹の隙間から冷たい空気が流れ込んでいるのだ。しかし、体感では10度は切っていない。気温15度くらいだろうか?。12度~13度ということもない。内地と比べると気温は五度くらいは違うだろうか?。北にやってきたという実感が湧いた。日本の都市では最も寒い場所であるし。


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 到着ロビーから、ターンテーブルへ階段を降りる。すぐに空港の制限エリアを出て、一階、到着フロア内のレンタカーのカウンターへ急ぐ。到着のエプロンから手荷物がでてくる所(ターンテーブル)は速足で通過(笑)。とにかく、レンタカーの手続きを先に済ますのだ。(過去の教訓より・・・(笑)。)


 レンタカーのカウンターは到着出口を出て、すぐ左手にあった。各会社のカウンターが並んでいる。利用するタイムズレンタカーの係員に声をかける。すぐに私の予約票を取り出し、カウンターの外へ誘導された。私一人だけだ。係員の後ろについて、ビルを出て、更にパーキングまで歩く。
 ビルを出て外気に触れると、いっそう冷たい空気を感じる。関東でいうと晩秋の空気の冷たさか。11月中旬から下旬くらいの気温だろうか?。
 (神奈川の)自宅周辺でいうと、紅葉がこれからはじまる時期の頃の気温だ。このときの私の服装は、七分袖だが、寒くて我慢できないことはない。
 あらかじめエンジンをかけてある、ワゴン車が数台止まっている場所まで歩く。レンタカー各社のものだ。運転手がいなくても、エンジンをかけ放しにしていた。係員に案内されて、車に乗り込む。レンタカー会社の営業所はすく近くだった。車は、ぐるりと空港前のパーキングを迂回する。すぐに営業所に到着した。

 (レンタカーの)送迎車はターミナルに戻らない。どうやらこの日、羽田からの最終便で到着し、出発する客は私のみらしい。反対に返却(して東京行きに搭乗)する客はいないようだ。又は、先に空港ビルまで送ったのだろうか。
 私一人のみが利用者なので営業所内は、シンとしている。私をここまで送ってくれたスタッフ(男性)は片付けをはじめている。現金を数えるなど、閉店準備と思われる作業を始めた。送迎車も空港ビルに折り返しをしない。そのままエンジンを切って停まっている。
 カウンターの別のスタッフから説明をうけ、料金の支払いをする。(レンタカーだから原則クレジットカードでの支払い。)保険は、損害の「フルカバー」でネット予約時に申し込んでいた。保険料は1日につき2000円。
 事故が起きてノンオペ料金やレッカーの代金もすべて保険でカパーされるので自己負担が一切ない保険プランだ。廣い土地で何が起こるかわからないし・・・・。
 特に今回の「たび」は、移動距離が長く、タイトなスケジュールなので用心している。保険で事故のリスクをカバーできれば安いものだ。

 すでに(乗る)車は用意してある。スズキのミニワゴン車だ。キズのチェックをし、説明を受ける。返却場所は釧路空港の営業所。今回は「乗り捨て」「一筆書きのたび」だ。 釧路空港周辺の地図を渡され「ガソリンスタンドの場所が遠いので給油場所や営業時間、定休の曜日には注意してください・・・・。」旨の説明も受けた。キズのチェックリストも渡された。釧路で返却時に渡すようだ。
 自家用車とサイドブレーキの操作が違うので、スタッフに聞いてしまった。サイドブレーキを確認、バックミラーとサイドミラーの位置を修正し、スタッフの見送りを受けて、シンとしている営業所を出発。やはり、私が本日最後の客だったようだ。

 ターミナルビルは、ずっと見えている。ツレは、手荷物を回収し、空港ビルの到着出口前の歩道ですでに待っていた。時刻は、20時過ぎ。ビルの前の人通りは、すでにいない・・・・。
 飛行機から乗客が出てきて、15-20分くらいしかたっていないが・・・・。ほとんどの到着客は空港を去ってしまったようだ。ビル周辺は、ガランとしている。
 ↓ 一階が到着。二階が出発ロビーのようだ。この時間、人がいない・・・。

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 ターミナルビルは大きい。ガラス張りで新しくて立派。写真を撮影し荷物を積み、出発。

 ↓ ビルの右端には管制塔が。

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 と、機やビルの清掃を担当していると思われる作業服の女性の一団がパーキングへ出て来た。今日の仕事を終えて、マイカーで帰るようだ。


 ↓ ビルの左端。車も少ない。空港バスも出発してしまった?。

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 空港ビル正面の駐車場。車がたくさん停まっている。その更に先には、レンタカー会社の営業所がある。


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 20時11分に空港前を出発。市内の宿泊先へ向かう。レンタカー会社の近くを通り、空港から離れる。このたびで旭川空港に戻って来ることは無い・・・・。何だか名残惜しいです・・・・・・(笑)。
 空港は比較的高台にあるようだ。空港の北と思われる方向は(空港よりも)標高が低い、なだらかな傾斜で林や畑になっているようだ。飛行機で突然やってきたので、方向感覚がない。特に空港ビルに入り、外に出ると、方角がまるで分からない(笑)。羽田でもそうだが、空港ビル内で「方向感覚麻痺」の魔法をかけられてしまうのだろうか!?。
 レンタカーで空港から離れようと走らせると、フロントガラスの先、遠くに点々と街燈や家の電気の光が見える。(空港周辺は)それほど「郊外で何もないところ」とまではいえない様子。
 実は十数年前、旭川空港までの近くまで来たことはある。天人峡に行き、富良野方面に行くべきところ、間違って旭川空港の方向へ走ってしまったためだ。間近でゴーと轟音を出して旭川空港に着陸する飛行機を見て「間違った」と気付いたのでした(苦笑)。
 空港専用道路から一般道に出て東神楽町の役場の前を通過。役場は閉まっていて庁舎の電気は消えている。役場の先の交差点を更に左折する。市街地方向へ。
 畑や川を渡る道を行く。と、前をトラックが走っている。郵便トラックのようだ。その後ろをついていく、道なりにまっすぐ進む。旭川の市街地に近づくにつれ、だんだん家が増えてくる。旭川東郵便局へ入っていった。前を走るトラックは・・・・。ゆっくりの運転だった。もしかして、私達が乗って来た飛行機で運ばれた郵便用のカーゴを空港で積み込み、郵便局に運び込んだ?。
 その後は、ある程度スピードが出る。道路は片側二車線になり、街中を通過していく。北国特有の四角い、箱のような家が多い。また、建物と建物の間隔が広い。歩道は誰も歩いていない。人通りは、少ない。