2016年3月20日

 東洋文庫ミュージアムにやって来ました。年明けの1月中旬から開催されている「解体新書展」の見学です。

 開催中の展覧会は、4月上旬までの約3か月弱の会期です。早いもので、ここ東洋文庫にやって来るのも「ブラウの大地図展」、「幕末展」に続き3回目となりました。初めて来たのが、昨年の6月のこと。何回も書いているが、もっと早くに知っているべきであった。

 まずは、1階から観覧しました。次いで、階段を昇り、2階の常設展示室を観覧です。今回の「解体新書展」は常設展示室も使用して、展示が展開されています。
(正確には東洋文庫ミュージアムでは「常設展示」という言い方はしていないようですが。)
 
  まずは国宝。国宝が撮影可能とは「太っ腹」です。 

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 さらに中国関係で清朝の「大清聖祖仁皇帝実録」と「大清徳宗景皇帝実録」の展示があります。
タテ1メートルまではありませんが、かなり大版の本です。
 その名の通り皇帝の実録ですが、廟号が「聖祖」について「仁」とは最高の諡り名です。康熙(カンシー)帝です。
「祖」が付くのは異例ですが、事実上漢の地の統一王朝の皇帝としては初代ということで「聖祖」として奉ったのでしょうか。
 「徳宗」とはずっと時代が下って光緒帝です。日本でいえば明治時代のこと。まもなく清朝は崩壊しているためいつ実録が編纂されて、どのような経緯でここ東洋文庫に収蔵されているのでしょうか。
 また、明の「永楽大典」の展示がありました。そのまんま明では一番有名な皇帝永楽帝が編纂させた大典ですね(笑)。

 写真は撮影していませんが、解体新書の展示もありました。国立科学博物館でも展示がありますし、津山の記念館でも見たことがあります。津山出身の学者、箕作一族と杉田玄白、前野良沢とは密接な関係にありますからね。 

 もう一度、モリソン書庫の前に移動して改めて書庫の前に展示している文化財を観賞します。
書庫に収納されている書籍類は手にとることができません。書庫の手前に展示品がいくつか置いてあり、観賞するという形式です。「四庫全書」の目録が収蔵されていました。あの乾隆(カンロン)帝が編纂させたという清朝最大級の文化事業の成果物です。東洋史を研究するためには、「四庫全書」のコレクションは必須なのでしょうが、ここでは収録されなかった書籍類の題名のみ書いている本の展示であり、中身そのものではないと解説があります。最初に来た時は、本物と誤解していました。早とちり・・・・・。 書棚の本は背表紙を眺めるのみで中を閲覧することはできません。
 
  ↓ 解体新書

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 と、書庫の前のイスにラオス民族衣装もモデルにしたという赤を基調とした艶やかな彩(いろどり)と美しい模様の制服を纏った『MA』の方が座りました。ここで展示室内を監視するようです。東洋文庫のウェブサイトによると「看視」といいます。
 余談ですが、この艶やかな民俗衣装をまとった『MA』。肩から小さいポシエットを身につけています。貴重品を入れるハンドバッグの代わりに貸与されているものでしょう。
 ふと、MAに男性が応募してきたらどうするのか?。制服はあるのか?。肩から小さいポシエットを身につけるのか?とも思いました。余計なお世話ですけどね(笑)。