2016年3月20日 お彼岸
ようやく、春めいてきました。千葉県佐倉市にある「国立歴史民俗博物館」(略して「歴博」)にやってきました。
先日、「東洋文庫」の記事でも書いたように、夕方まで歴博を見て、神奈川に戻る途上で都内に行きました。
企画展のことから先に書きます。初めての訪問ということで、常設展示は見学にかなり時間がかかったのですが、ここに来るまでの経緯や常設展の見学記などの記事は、また後日にアップします(笑)。
↓ 外壁に「歴博」と大きく文字がドーンとあるので(笑)、「ここは、歴博というのか。」と分かりました(笑)。
自宅から二時間半以上かけて、佐倉市の歴史民俗博物館に到着した。途中、渋滞していたもので・・・・。
駐車場に車を停めて、博物館の建物へ歩く。
建物の中に入り、カウンターで券を買う。企画展を開催していた。テーマは「万年筆の生活誌-筆記の近代-」。
「うーん微妙なテーマの展示だな~。」と思いつつ、滅多にここ(国立歴史民俗博物館)に来ることは出来ないため、見学することにして、企画展込みの料金のチケットを買う。大人一人820円くらいだった。
地下の企画展から見ることにする。企画展と常設の第一展示室では入口が違う。企画展へは、入場すると(そのまま地下へ降りるように)係の女性に言われる。指示に従ってエレベータで下る。と、地下に展示室がある。地下ではあるが、天井がとても高い。
文字通り「万年筆」が展示のテーマだ。かなり異色のテーマ。昨年、来ようと思って、ここ歴博の企画展を調べると「重要文化財指定 大久保利通関係文書」、「日本ドイツ修好150周年記念・・・」などのテーマだった。今回、訪問したのは、突然でもあったので、企画展についてはあまり調べていなかった。。。。。。うーん、文具メーカーの宣伝ではないのかな、と思ったのは私だけでしょうか(笑)。
まずは、いろいろな万年筆の展示がある。解説には「ボールペンの均一性とは異なる 書くよろこびがある」
の文が。
展示の最初は、昔の万年筆の販売の様子など。美術館で万年筆の使用が禁止されている理由の説明ボードもあった。(これは昔だけではなく、現代でも禁止だ。)
大正時代 デパートの展覧会で、とある観覧客がメモを取ろうとして万年筆を取り出し、ふとしたはずみで インクが展示品の屏風についてしまい汚れてしまったからだそうだ。インクは取れないので大切な展示品の屏風が汚損してしまったとか・・・・。
↓ 企画展のパンフレットより。
明治、大正時代の万年筆の展示がある。更に、製作過程では軸心を削る際に「ろくろ」を使用していたと説明にある。更に進むと、スクリーンがあり、製作工程の映像が流れていた。
この映像コーナーでは 万年筆の職人の作業の様子が映画化、というか映像化されている。軸心として、材料の「丸いセルロイドの塊というか、棒」を、ろくろで回して芯をくりぬいている。くり抜いていたのだった。考えもしなかった。すると、削りかすは捨てているのかな、と思ったが特に説明はなかった。捨てているとしたら、現代の「エコ感覚」からするとかなり無駄のある工程ではないかなと思った。
自動のろくろもあるが、足踏みでろくろを回している作業の場面が写っている。微妙なまわし方で軸心の出来栄えが変わってくるそうだ。
「ろくろと万年筆」の碑の写真が掲示してあった。滋賀県東近江市のお寺にある。ろくろ職人の神様といわれる親王のゆかりの地であるから、ろくろ職人が建立したようだ。観光ガイドには載っていないであろう、場所はちよっと分からない。東近江の「トマオニ」ならば、すぐにわかるが・・・・。八日市のインターから更に山間部にあるお寺なのかな。
↓ 企画展のパンフレットより。
ようやく、春めいてきました。千葉県佐倉市にある「国立歴史民俗博物館」(略して「歴博」)にやってきました。
先日、「東洋文庫」の記事でも書いたように、夕方まで歴博を見て、神奈川に戻る途上で都内に行きました。
企画展のことから先に書きます。初めての訪問ということで、常設展示は見学にかなり時間がかかったのですが、ここに来るまでの経緯や常設展の見学記などの記事は、また後日にアップします(笑)。
↓ 外壁に「歴博」と大きく文字がドーンとあるので(笑)、「ここは、歴博というのか。」と分かりました(笑)。
自宅から二時間半以上かけて、佐倉市の歴史民俗博物館に到着した。途中、渋滞していたもので・・・・。
駐車場に車を停めて、博物館の建物へ歩く。
建物の中に入り、カウンターで券を買う。企画展を開催していた。テーマは「万年筆の生活誌-筆記の近代-」。
「うーん微妙なテーマの展示だな~。」と思いつつ、滅多にここ(国立歴史民俗博物館)に来ることは出来ないため、見学することにして、企画展込みの料金のチケットを買う。大人一人820円くらいだった。
地下の企画展から見ることにする。企画展と常設の第一展示室では入口が違う。企画展へは、入場すると(そのまま地下へ降りるように)係の女性に言われる。指示に従ってエレベータで下る。と、地下に展示室がある。地下ではあるが、天井がとても高い。
文字通り「万年筆」が展示のテーマだ。かなり異色のテーマ。昨年、来ようと思って、ここ歴博の企画展を調べると「重要文化財指定 大久保利通関係文書」、「日本ドイツ修好150周年記念・・・」などのテーマだった。今回、訪問したのは、突然でもあったので、企画展についてはあまり調べていなかった。。。。。。うーん、文具メーカーの宣伝ではないのかな、と思ったのは私だけでしょうか(笑)。
まずは、いろいろな万年筆の展示がある。解説には「ボールペンの均一性とは異なる 書くよろこびがある」
の文が。
展示の最初は、昔の万年筆の販売の様子など。美術館で万年筆の使用が禁止されている理由の説明ボードもあった。(これは昔だけではなく、現代でも禁止だ。)
大正時代 デパートの展覧会で、とある観覧客がメモを取ろうとして万年筆を取り出し、ふとしたはずみで インクが展示品の屏風についてしまい汚れてしまったからだそうだ。インクは取れないので大切な展示品の屏風が汚損してしまったとか・・・・。
↓ 企画展のパンフレットより。
明治、大正時代の万年筆の展示がある。更に、製作過程では軸心を削る際に「ろくろ」を使用していたと説明にある。更に進むと、スクリーンがあり、製作工程の映像が流れていた。
この映像コーナーでは 万年筆の職人の作業の様子が映画化、というか映像化されている。軸心として、材料の「丸いセルロイドの塊というか、棒」を、ろくろで回して芯をくりぬいている。くり抜いていたのだった。考えもしなかった。すると、削りかすは捨てているのかな、と思ったが特に説明はなかった。捨てているとしたら、現代の「エコ感覚」からするとかなり無駄のある工程ではないかなと思った。
自動のろくろもあるが、足踏みでろくろを回している作業の場面が写っている。微妙なまわし方で軸心の出来栄えが変わってくるそうだ。
「ろくろと万年筆」の碑の写真が掲示してあった。滋賀県東近江市のお寺にある。ろくろ職人の神様といわれる親王のゆかりの地であるから、ろくろ職人が建立したようだ。観光ガイドには載っていないであろう、場所はちよっと分からない。東近江の「トマオニ」ならば、すぐにわかるが・・・・。八日市のインターから更に山間部にあるお寺なのかな。
↓ 企画展のパンフレットより。