2016年 少し早い春らんまんの東京・六本木。 
 
 国立新美術館に行きました。はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を鑑賞しました。
 正式なタイトルが長いので、「大原美術館展」と略して記事を書きます。

 ↓  この日は平日ですいていました。別館の入口からガラス張りの本館を見る。

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 「大原美術館展」の鑑賞に先立ち、この日は平日で別館が開館しているため、先に別館へ。別館の背面は、ガラス張りで本館と一対になっているかのような建築。
 正面だけ、昔のコンクリート造の兵舎の跡の面影を残している。

 別館の一階(案内板ではB1F、つまり地下から入る構造になっている。)の入口には、警備員が立っている。
入口付近の狭い廊下とその両脇の壁が、旧歩兵第三連隊と戦後の東京大学生産技術研究所に関する展示スペースのようだ。

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  ↓ この日はやや「花曇り」。別館の脇から、政策研究大学院大学の方向。満開の桜。
   今年の桜「も」早かった。平和な春の一日だ~。あ~、よき日哉、よき日哉。

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 入口の警備員が立っている通路に旧兵舎の模型があり、壁面の両側には写真などの掲示がある。戦前の兵舎の図面と、反対側の壁には戦後の東大研究所時代の航空写真などがある。
 次いで、階段を上り2階(本当は、1階。)に行ってみる。小さい図書室がある。「アートライブラリー」とある。名前だけでは、どんな部屋なのかわからない。つまりは、「閲覧室」なのだが・・・・。部屋の入口付近の受付には女性の係員がいるのが見える。館内は、シンとしている。やや、不安になってしまったヨ(笑)。
 ソロリと入ってみる。と、ゲート(探知機)と受付台があり、受付の女性が遮るというか、私を呼び止める。私は「少しみるだけ」と言ったが、自由に入室はできないのだった。女性係員から受付票を出され、名前をかかされる。
 受付票の私の番号は「3」だ。つまり、本日三人目の入室者という意味かな??。受付簿のような記録を見ると前の人は、1205に入室、1236で出ている。入室の時刻は自分では書かず、係員が記入する。

 結局、私は22分間くらいの滞在で閲覧室を出た。退室のときも時刻は自分で書かない。とすると多分、退室時刻は記録されています。
 閲覧室の係員は40-50歳くらいの女性と、もう少し若い30歳台らしきの女性。もう一人いるようで、三人係員がいるらしい。配置人数、二人以上は確実だ。あまり利用のない図書室で三人も必要かな・・・、と思うが本館の上のフロアにもアートライブラリーがあるため、本館と兼務であろう。
 閲覧室内には、データ検索のパソコンもある。奥に本棚がいくつかある。閲覧用の図書館と同じような机とイスがあり、ここで開催された過去の展覧会の図録もあった。その他は美術関係の本がある。
 2008年に開催され、私は見逃した、というよりそもそも開催に気付いていなかった「没後50年 横山大観展」の図録を見る。
 閲覧室の内部は、新しい内装、昔の面影は全くない。昔の面影は、外壁のみで、内部はほとんど残っていないようだ。
 ここ別館の3階(実は、2階)以上は多目的室とのことだが、入れないもよう。
 別館には、今回初めて入館した。ここは、土日は開いていないので、平日に来ないと入ることは出来ない訳だ。火曜日は、元々休館なので、週に四日のみの開室だ。


 ↓ 別館の1階にある「アートライプラリー別館閲覧室」の表示。
   他の館を含めた美術館の展覧会チラシも置いてある。

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 ↓ カメラを上に向けて、2階と3階の様子を撮影。内部は全く新しい建物の内装のようだ。
  戦前の兵舎、戦後の研究所時代の階段かは、分からない・・・・。

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 1階に戻り、壁にある写真を撮影。すぐ近くに警備員が立っているため、警備員に聞いてから撮影する。
 ↓ 戦前の歩兵第3連隊時代の写真。営門を入って、すぐ右手に兵舎の正面入り口があったことが分かる。

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 ↓ 戦後の航空写真。南からの写真と説明にあるため、上の白黒写真の正面玄関と一致するのであろう。

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↓ 戦前の兵舎内部の図面。
   中庭があり、取り囲むように廊下がある。外側に兵室がある。1階の平面図。
   中隊事務室と中隊長室がいくさもある。中隊長は1階に部屋があったようだ。
  二、ニ六事件の青年将校たちもこの部屋のどこかを使用していたのだろうか?。連隊長室は分からない・・・。

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↓ 戦前の兵舎内部の図面 2階平面図。
  北側、写真右に「酒保」がある。つまり売店。隣に、下士集会所。北側にあるので日当たりはよくなさそう。
 2階はほぼ兵室。兵室の真ん中には、曹長室と下士室がある。兵隊さんを監視、監督しているかのようだ。「鬼軍曹」という言葉はここから生まれたのだろうか。

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↓ 戦前の兵舎内部の図面 3階平面図。
   北側、写真右に「酒保」の上の部分に「大食堂、大講堂」がある。3階の南側に「将校集会所」がある。
 対して2階の下士集会所は北側にあった。
 西側には「靴」「銃」などの工場。東には「被服庫」なとがある。中庭の真ん中は屋根のようだ。3階は「ロ」の字状だったらしい。

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↓ 戦前の兵舎内部の図面 地階平面図。つまり地下だ。
   北側、写真右の部分に「浴室」が複数ある。が、狭い。「汽×室」が隣にある。浴室のお湯を沸かすための機械室というか、ボイラー室だろうか。地下には「厠」つまり、トイレが多い。予備室も多い。「商人控室」もあった。

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 ↓ この模型は、別館の入口にある旧兵舎と敷地の模型です。本館にある模型とは別物。
  兵舎と営庭部分です。敷地内は高低差があります。傍らに市電が走っていました。模型の地形から察するに兵舎の部分は、恐らく現在の美術館の本館のある場所とほぼ同じでしょう。

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↓ ここから下は、本館の一階ロビーにある旧兵舎の模型です。
 
 兵舎の地下に至るトロッコの線路と馬の模型。

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 旧兵舎の中の部屋の模型まであります。一階部分の模型です。先の図面にもありましたが、緑色のベットがある部屋が兵室であり、細長い、模型では何も室内に置いていない部屋は、曹長室と下士室でしょう。

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