2016年5月1日

 東京芸術大学美術館を見学し、東京国立博物館を見学し、ゴールデンウィーク真っ只中の上野公園です。国立西洋美術館の「カラヴッジョ展」にやって来ました。昨年、ここ西洋美術館では、私が今まであまり、といか全然知らなくて「ノーマーク」だった画家の展覧会がありました。今回のカラヴッジョならば、知っています(笑)。ということで、やって来ました(笑)。

 公園側の西門から入る。門の前の看板。この作品は知ってます。有名な絵だ。「バッカス」。酔っ払いの神様の名前がタイトルになっています(酔)。このときの私は全く飲酒はしていません(笑) でも。バッカスは女神ではなく男なのか!?。
 カラヴアッジョが死んだときに持っていた作品が再発見され今回「世界初展示」されると解説していました。



↓ 入場直前の様子。

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 カラヴァッジョ本人の作品は展示数が限られる。すべて、カラヴァッジョの作品で構成するのは無理なので、影響を受けた画家の作品展示の方が多い。
 殺人事件の後、描いたと言われるのが「法悦のマグダラのマリア」のようだ。良心の矍鑠に悩ませていたのでしょうか。
 他の画家によるカラヴァッジョの肖像もあるが、かなりワルそうな容貌・・・。自分で書いた自画像らしき人物もかなり眉間にシワ・・。額にも深いシワ。「年をとると。顔の表情に性格が表れる」とはよく言ったもので、カラヴァッジョの性格がよく表れている。ワルを通り越して「粗暴、粗野」だったような・・・。彼の成育過程や幼少期の環境にも関係しているのでしょうか。
 たしかに絵は、光と影をかき分けていて、カラヴァッジョの作品は一定の方向から光が照らされているそう。バロック時代の代表作家であるが、現代にこんな人がいたら大変・・・・、なんか複雑・・・・。