2015年9月21日の月曜日、北海道旅行2日目。

 小清水原生花園を18時頃に出発。本日の宿泊地、知床観光の拠点、ウトロに向かう。
 周囲はすっかり暗い。国道をどんどん斜里町へ進む。進行方向左手は、真っ暗のオホーツクの海だ。

 ↓ 夕闇迫るオホーツク沿岸の原野。(写真はイメージです。) 

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  知床へ国道を進む。ほぼ一本道。やがて、海岸をはなれ、内陸の道になる。暗くて沿道の様子は分からない。沿道は畑と林のようだ。ところどころに家や集落がある。国道沿いに街灯は無いので、車のライトしか灯りが無い。

 やがて斜里町となる。国道は、町のはずれを通るので駅や市街地付近の様子はわからない。ルートインのホテルの高いビルが遠くから暗闇の中に浮かんでいるような見えたのみであるが、ホテルの近くは通っていない。
 途中、斜里の街のはずれに100円ショップがある。日本最東北端かは、分からないが、100円ショップがあった。私は店の中には入らなかったが品揃えは、私達の自宅付近にあるお店と変わらないとのこと。翌日の知床遊覧船の乗船に備え、カッパを購入。ただし、天気予報によると雨はふらないと思うが。大波の中を進むこともあろうし、突然の天気の急変に備えて買っておいた。

 更に国道をまっすぐ進むとそのままウトロへ。ある交差点で右に曲がると標津方面へ向かう。よって、知床への道は、まっすぐ進めばよいので、網走方面からは、迷うことはない。
 斜里(の中心街)を過ぎ、知床方面へ走る。もっとも、ウトロも斜里町であるが・・・・。道の両側は暗い。家が点在している。わずかな、電気の灯りで人家の存在が分かる程度。道の両側は、林というか、森になっている所も多い。または、住宅地の周囲には、防風林があるのかも知れない。その、森の中にあるであろう自宅に入っていくと思われる軽自動車もある。帰宅していくのだろう。
 やがて、道は半島のエリアに入った。平地は無くなり、左はおそらく海だ。右は山裾のガケや林、斜面。暗い中を走る。私達の車の前後にも車が続いていて交通量は多い。皆ウトロで宿泊する観光客だろうか。
 斜里の外れから、30キロあまりでウトロに近づいて来た。途中、瀧の音がした所を通過。たぶん「オシンコシンの滝」であったろう。滝から数キロ走るとウトロの街中に入った。
 意外と斜里の郊外の100円シヨップからは、ウトロまでの距離が近かった。

 ↓ ウトロで宿泊したホテルの近くの道。
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 ウトロのバスターミナル前で信号があった。停止する。ほぼ、「初信号」。斜里にあったかな?(笑)。次にセブンイレブンの前で信号がある。この交差点をウトロの港とは反対の高台の方向へ曲がる。すぐにまた左折し、坂道を車は登る。
 と、「番屋」の看板がある。
 台地を登るとプリンスホテルの方へ間違って曲がってしまった。戻って更に高台へ坂を登る。しかし、宿泊するホテルの看板を見落として一旦通りすぎてしまった。ウェブサイトで(見たところで)はもっと大きな、新しいホテルかと思っていたが、古い建物のホテルだった。
 (その理由は、あとで判明するのだが・・・・。)

 看板もわかりにくかった。実は、あとで見たら看板にライトがないので、ホテルの名前が夜間は読み取れないのだ。街灯も無いし、暗いし、わからないのだ。

 ↓ (あとで撮影) ホテル知床の入口の様子。看板が・・・・。
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 「ホテル知床」に到着。19時30分にはチェックインできた。やっと着いた。私は「はあ~」っとほっとした(笑)。
 ツレに先にチェックインの手続きをしてもらい、その間に車を停める。砂利のPは一杯で、奥にやっと空きを見つけて停める。連休中、混雑している。満室であろう。
 ここは、団体が大挙してやってくるような大ホテルだ。ロビーでは、風呂上りの浴衣を着た人がくつろいでいる。
フロントから、部屋までは女性の係員に案内してもらう。「自分で行きます。」と言ったが、というより「構造が複雑なので案内する」とのこと。増築していて複雑のようだ。廊下を奥まで進んで、別棟に行き、エレベータで上がる。フロントのある棟と宿泊する部屋のある棟とは、一階まで下りないと繋がっていないそう。つまり、あとから建てて、一階部分のみ廊下でつないだってこと(笑)。
 案内してくれたのは、長い黒髪でメガネをかけたまじめそうな若い女の子だった。カートを出してくれ、荷物を載せて運んでくれる。名札に出身地を書いていて、地元ではなく兵庫だったか関西の県の出身だった。リゾート、観光地では沖縄もそうだが、遠くからやってきたニューカマーの若い人達が働いている例ことが多い。彼女もまたそうなのだろう。
 部屋は和室だった。窓の外を見ると、先に私が車を停めたPが暗闇の中に見える。
 この日の走行距離は、旭山動物園からウトロまで約288キロ。「一筆書き」の走行だった。旭川のホテルから自衛隊付近を経て、動物園までが20キロと少しだろう。合計で300キロと少し走ったと思われる。
 
 一息つく間もなく、すぐに「番屋」に食べに行く。お店のチラシがホテルのフロントにも置いてあった。実は、ウトロでは、夜間のこの時間に開いている飲食店は少ない。もう一軒は、高台の下、海岸沿いにあるようだが20時までのよう。すでにラストオーダーの時刻であろう。


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↓ 奥がフロント。マキが置いてあった。

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 ↓ フロントに接続している。大浴場への通路。
   ロビーの装飾は、知床の森が再現されている。木の工房というか、工作体験コーナーもフロント近くにあった。

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 「番屋」から戻って来て、大浴場の温泉に入る。夜10時過ぎだった。が、つねに10人から 20人、風呂に入っている。大きなホテルだけのことはある。露天風呂は「熱い」ので注意と、書いてあったが、それほどではなかった。安心して入れた(笑)。
 運転の疲れをいやすため、30分以上入っていた(笑)。露天風呂からはウトロの南、ウトロの学校の方が見えるようだ。しかし、露店風呂から空を眺めた限りでは、あまり星はよく見えない。
 近眼のせいかな?(笑)。