2016年7月の雨の日。今年の梅雨は、去年よりも長いな~。まだ、梅雨明けをしていない。しとしと雨が降る、涼しいお天気の下、新宿の中村屋サロン美術館にやって来た。

 2014年10月にオープンしたこの「美術館」。訪問するのは、前年の2月「開館記念特別展」を見学して以来、ほぼ一年半ぶりです。新宿駅東口からすぐという好立地のため、行こうとすれば、何時でも、いくらでも訪れる機会はあるのですが、ついつい延び延びになってしまいました・・・。
 今回は大幅リニューアルになった「南口」からアプローチ(笑)。新宿駅東口から歩くよりも、南口からでも距離的には、変わらないのではないか。

  (南口から歩き)歩道上、「後ろ側」から新宿中村屋ビルが見える。 ↓

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 (展示でも解説があったのだが、現在の看板の「中村屋」の文字も不折の書になるもの。)

 今回の企画展(もっとも「企画展」、「特別展」という呼び方はしていないようですが。)のタイトルは「中村不折の魅力」です。 生誕150周年記念の展覧会で、会期は7月24日まで。会期末に近い訪問となった。

 時刻はちょうどお昼の前。さあ、昼食だ、ということで美術館では無く、レストランを先に(笑)。
 やっぱり、ボクは常に「花より団子」だな(笑)。
 新宿中村屋ビルの上層階にもレストランはある。が、お値段が張るため(笑)、(ここのレストランの中では一番)リーズナブルなお値段でお料理を提供している地下2階の「マンナ」で食べることにする。

 ↓ 地下に階段を降りる。地下1階のフロアは、地下鉄の通路、新宿地下街と連結している。
   更に、地下2階に降りる。

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 地下2階のレストラン前では、順番を待っている人がいた・・・・。まだ12時になっていない、正午の15分前だというのに。椅子に座り、少し待って店内に案内される。私は仕事の合間兼ランチの時間だ。この日は雨の平日なので、普段よりかは、すいているかな、と思ったが混んでいるようだ。地下鉄の通路と直結しているから、天気は関係無いのかも。
 店内はすべての席は埋まっていない。一人用のハイテーブルもある。が、店の一番奥の二人掛けのテーブル席に案内された。地下のフロアは広い。フロアは、ビルの形状と同じ「L」字の形をしている。
 席に落ち着いて見ると、店内は内装も新しい。おととしに改装オープンしたばかり、だからだろう。このときに、中村屋サロン美術館も開館したのだ。

 「純印度式カリー」を注文。サラダと飲み物のセットにする。
 おなじみであるが「カリー」と呼ぶところに、こだわりがある。カリーのみは税抜1500円、サラダとドリンクのセットは税抜630円でプラスする。
 先にサラダが出てきて、注文から15分くらいすると「カリー」本体が出てきた。チキン「カリー」である。

 ↓ カリーと薬味。
   カリー皿は円型。らっきょうなどが載った薬味の小皿は半円形なので、カリー皿のフチにピタリと合う。
   何気ないことですが、カリーと薬味を並べて食べるのに便利。料理だけでなく、食器にも注目です。

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 特筆すべきは、3つの陶器の容器に入った付け合せがあること。小さい半円の皿に盛られた薬味(料理を持ってきてくれた人は「薬味」と呼んでいた。)とは別に持ってきてくれる。中には、茶色い何かを混ぜたような固形の調味料?が2種類、粉末のチーズの合計で3種類入っていた。(写真はフタを閉めた状態で撮影したので、写っていない。)
 「薬味」はらっきょうときゅうりの酢漬けともう1種類、唐辛子色だが、辛くないやや甘い漬物のような細長いモノ。
 
 食事をしたときは、これらが何か分からなかったが、あとで新宿中村屋の会社のウェブサイトを見たところによると「きゅうり」の酢漬けは「アグレッツィ」というそう。唐辛子色の細長い、甘い漬物は「チャツネ」というらしい。白い陶器の容器に入っていた、粉チーズ「以外」の薬味は何なのか分からない・・・。

 カリーのチキンは、数個入っている。よく煮込んでいるのであろう、鳥の骨はかなりモロくなっている。じゃがいもは大きいカットが1個入っていた(笑)。カリーなので、確かに辛い・・・。ごはんの量は、大人の男性にはやや少ないかも。ごはん大盛りが出来るかは、分からない。ただ、小さいサイズのカリーはあった。
 私の座っているテーブルの周囲は、女性数人のグループもいれば、一人の女性もいれば、サラリーマンの男性もいる。私の隣は、50歳くらいの女性が一人で食事にやってきた。ツレが後から来るのかな、と思ったが、一人で食事をしていた。
 食事をおえてレジに向かう途中、店内の様子を見たが、結構おひとり様の女性客が多い。女性のおひとり様は、なるべく2人のテーブル席に案内されているようだ。お昼休みのランチで来ているのだろう。
 食事を終えたのは、12時半頃。店内は満席ではないが、店外では10人くらいが待っていた。

 美術館の入口は中村屋ビルの3階。レストランのある地下2階から、エレベータで上がります。エレベータを降りると、例のブライダル旅行サロンのお出迎えの方がいます。店頭には「ウエディングドレス」が飾ってある。美術館に来る人は、ほぼ皆、ブライダル旅行サロンのお出迎えを受けることになるのでしょうか?。エレベータを降りて、美術館に行く人が、「こっちですか?」聞いていた・・・・。もちろん、美術館の入口のことを・・・。