2015年9月23日 北海道 道東

 野付半島の「ネイチャーセンター」に入る。国後島眺め、一通り見学した後、標津方面に戻ることにする。

 元来た道を戻る。両側が海の砂しの道。

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 ほどなく、行きにも通過した「会」の旧字体の旗がはためく記念碑の前を通る。改めてみると碑も新しい。会津藩がこの地を警固していて、この地で死亡した藩士の慰霊碑のようだ。「会」(旧字体)の旗も新しいので、夏に設置し、管理しているのであろう。説明の看板もあった。
 湿原地と内海の向こうにナラの林が見える。この付近には「ナラワラ」があった。小さい駐車場も沿道にある。ナラワラを見ることが出来るようになっているが、時間の関係で見なかった。

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 野付湾岸を通る。ひたすら、標津方面へ。


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 野付半島の道路を走ると、正面に羅臼岳のポコりとらくだのこぶのような姿が近づいてきた。天候は、時間が昼に近づくにつれ、回復してきた。青空も広がって来た。羅臼岳の上にかかっていた雲もなくなった。半島の道路が終わり、再び元に来た国道に合流、標津の街中に戻る。

 標津付近では、歩道を歩く人がほとんどいない。ましてや子どもはいない。と、小学生らしき子が自転車に乗っている。町の郊外へ向かっているようだ。街中に出かけて、街のはずれ、もしかしたら原野の中の標津郊外の自宅に戻るのであろうか?。
  先ほど通ったセブンイレブンを過ぎ、標津の街の中心地の手前で左折。サーモンパークへ向かう。「サーモンバーク」と街路の電信柱ごとに案内看板がかかっているため、迷うことはない。
 標津は、広々とした街路樹のある町だ。道沿いにも 電柱、街燈かに「サーモンバーク」とビンクかオレンジのような看板がかかっている。標津の一大ポイントであるようだ。
 と、沿道の公園の中にSLの展示があるのが見えた。昔はこの付近が終点の駅だったのだろう。標津線だ。子供の頃、(旅行に行く際に買った)時刻表で見たことがある。壱日の数本しかなかったと記憶する。子供心に大変だなあと思ったことは覚えている。(このときの旅行先は北海道ではないが。)
 あれから「参〇年」くらいたち、やっと「その地」に来ることができた。しかし、すでに鉄道は無い。廃止になって久しいはず・・・・。
 この付近は公共施設もある地区。中学校、図書館など。整然とした街区に住宅もある。標津高校もあるようだ。〇〇センターと文化センターのような施設もあり。、それらのある地区を過ぎると、右手に サーモンパークがあった。
 道路を曲がり、公園内に入る。私達に先行する小型車のレンタカーも入っていった。ノロノロ走っていたので、
ここを探していたようだ。観光だろうか。
 公園の敷地は広い。駐車場も広い。この連休中をふくめてサーモンまつりのおまつりをすると先の羅臼の宿で見たポスターにあったが、特に大きなイベントは行っていないようだ。 
 公園は広々としていて、遊具もある。親子連れが遊んでいる。

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 公園内の人口池。川につながっていてサケが回遊してくるようになっている?。池の付近では子供が遊んでいる。

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 遊園地で遊ぶ子供達の歓声が聞こえる。未就学から幼稚園くらいの子が多い。ウチの子よりもはるかに年下だ。親の年齢も私よりも全然若い。本日は、連休の最終日だ。
 観光客の場合は、遠くから観光に来て、ここ(公園内の遊具で)で遊ぶことはまずないであろうから、地元の子であろうか。母と子のグループできているようだ。母親同士も話をしている。ママトモサークルかな(笑)。
 ここ標津の人口は恐らく、今まで通って来た街の様子などから推定しても、1万人もいない町であるから、人口から逆算すると公園内は子供達で賑わっているといえるのではないか。
 何故か、祝日であるのに、父親の姿があまりない。農業、特に酪農の盛んな地域。父親の場合、仕事で子供と祝日に遊んであげられない人も多いだろう。
 もちろん自衛隊の家族、公務員家族なども多いはず。ここ本土最東端エリアでは自衛隊も駐屯しているだろう。


 ↓ 奥が駐車場。左は、店舗とレストランなどの入る建物。

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 ゴーカート(電気式)の遊具。遊びたい放題だ。

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 公園内の様子。給水塔かな。

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正面にサーモン科学館の建物がある。天候も晴れてきた。上空には青空が広がっている。

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 科学館の内に入る。受付の窓口で入館券を購入する。コンクリの打ちっぱなしのような建物。受付付近では、入館者が出入りしている。入館者は、小さい子連れが多くて、子供の歓声が響く。よって、入口付近はにぎやかだ。一旦入ったが、館内での案内によるとチョウサメのエサあげタイムがあるそう。館外に集合とのことで、退出する。
  ここサーモン科学館は、サーモン専門の水族館で日本でも最北東端にある水族館だろう。「水族館」といえば、最近「イルか漁」の関係で「日本動物園水族館協会」がニュースでも採りあげられ、クローズアップされた。事前に調べたところ、標津のサーモン科学館は「日本動物園水族館協会」に加入していない。一昨日訪れた「山の水族館」も加入していない。都市圏、観光地にある日本の主な水族館はほぼ加入しているが、北海道の二館は加入していないのだ。協会に加入する、しないは自由なので、運営上必要が無ければ加入する必要は無いのであるが。

 ↓ サーモン科学館のチョウザメの水槽

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外に集合し、建物の横の屋外水槽に案内される。50人以上はいるだろうか。集団で水槽の周囲に場所を確保する。

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 エサあげはこの屋外水槽にて行うそうだ。水槽内には、チョウザメがいた。エサをあげるというが、一瞬で終わるため、動画を撮ったほうがわかり易いとのことで、動画撮影した。よって写真が無い。
 係員がチヨウザメの口の中にエサ突っ込みおしまい。エサを見せて、喰いついて食べるといった感じ。チヨウザメは歯が無いため、痛くないそうだ。エサあげは、ホントにすぐに「一瞬で」終了した。あっという間に解散です(笑)。
 エサをあげた男性は名札を下げている。「ドクター、〇〇〇大学水産学博士」とあった。館長さんのようだ

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