2015年9月23日 北海道 標津 サーモン科学館


 天井、壁がガラス張りの明るい展示室「川の広場」を見た後、傍らに外への通路がついているのに気付いた。
二階付近のチョウザメの水槽の近くに外に出る通路がある。見ると、渡り廊下のように通路が続いている。

 ↓ サーモン科学館の建物(奥)とサケのプール(手前)

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 二階から通路に出る。そのまま、屋根の付いた通路があり、先には遡上のサケをつかまえる水車があるそうだ。大きな、屋外養魚水槽がいくつもある。濁った水がはってあるが、中でサケが泳いでいる水槽もある。孵化産卵や保護施設の水槽のようだ。
 水車も回っていたが、見たときは何のために回っているのか理解できませんでした・・・。時間を決めて、水車の解説ツアーもあるが、参加は一回20人に限られていた。通路が狭いからであろう。

 ↓ サケのプール。水は泥炭が混ざっていて、濁っている。

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 ↓ 右は、館の横を流れる魚道。
 左は、ポンプ場だろう。ポンプ設備が内部にある筈。その先の水路は標津川とつながっている。
 
 根釧台地の原野の更に遠くに、知床連山が見える。

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 標津川にかかる橋。と、羅臼岳が見えた。ここ標津から50キロ以上はあるが、はっきりと見える。

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 ↓ 標津川にかかる橋。羅臼岳が見えた。川の向こうには、果てしない原野の森が広がる。

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 ↓ 養魚場のようになっている。
 冬期は、上に屋根を張り、雪を防ぐのであろう。内部は暖房をするのであろうか。


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↓ 養魚場の水は魚道からも流れ込むようだ。
  魚道の先の池。館内から見たサケが池で泳いでいる。

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 ↓ 養魚場の水は濁っていて、水中まで見えない。サケの群れがいるようだ。
   が、コイがいても、水が濁っていて、判別できないだろう(笑)。

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 ↓ 館内から、通路の様子(右)

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 渡廊下を戻り、館内に戻る。スロープを上り、次の展示室へ二階は稚魚コーナー。小さい水槽に稚魚の展示がある。
 解説にもあるが、「鮭」の仲間、ヤマメが海に下るとサクラマスになる。

  ↓ シロザケの稚魚。たしかに、稚魚は、ヤマメなど川魚の顔だ。

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 ↓ カラフトマスの稚魚。
   やはり、缶詰の材料となるのですね。ふ化すると、すぐに川に下り、二年で成熟する早熟な魚だそう。
   遡上までのスパンが短いそうです。人生、生き急いでいるサケ科の仲間かな・・・。

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 田沢湖などで有名なヒメマスが海に下って帰ってくると「ベニザケ」となります。この話、どこかで聞いたことがあるけど、ここで解説を見るまで忘れていました。本当に不思議です。
 (海に下ってサクラマスとなる)ヤマメといえは、関東の川でも見られるごく普通の川魚。海に下って数年回遊すれば、サケ(サクラマス)となって帰ってくる。想像できません。大いなる生命の営みです。海に下ると、
幼い丸い顔が、海水にもまれ、海の厳しい自然環境に鍛えられるうちに、くちばしがとがって、大きくなって、お顔が精悍になって、たくましくなって帰って来る。そんな印象を受けました。
 よく知られるサケの「回帰性」とともに、その劇的な「変身性」(という用語は本来正しくないであろうが・・・。)は強く私の心を打つ。

 ↓ 海の下るとベニザケ。湖に残るとヒメマスのまま。当りまえだ!、なんだそんなことも知らないの?、と言われればそれまでだが、不思議だ。謎だ。


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 ↓ 自由に水槽を泳ぎまくる稚魚。表情が「あどけない」(笑)。


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 さて、見学しているうちにツレはどこかに行ってしまった。
 稚魚の展示室の近くに広い部屋があり、地球の模型があった。サケの回遊路を示している。
 遥か、ベーリング海、アリューシャン列島まで回遊する。

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 カラフトの北、アムール川の河口近くまで回遊するのですね。
 ↓ 北海道、本州の黄色い点は、ふ化場の位置。遡上する河川を示すものではなかった。
 サケの遡上の多い道東と人口が多く設備投資がしやすいのであろうか、札幌より南の道南に多い。
  南限では多摩川にも遡上するサケがいるとか・・・・。(未確認だが)

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 小さい子が集まっている部屋もあった。子供用の体験室だ。絵をかいたり、模型を触って体験できるコーナーのようだ。が、ウチの子はある程度大きくなったので、ここは割愛しました。