2015年9月23日 北海道
サーモン科学館の近くを流れる標津川にかかるサケの「観覧橋」を見学。茶色に濁っている激流にもまれるサケを見た。サーモンパークの中を歩いて、駐車場に停めてある車に戻り、再度出発する。
次なる目的地は、予定通り摩周湖に行けそうだ。根釧の茫漠たる原野の中をひた走る予定だ。名残惜しいかな、子供達の歓声響く、サーモンパークを出る。
先程通って来た道路の先に進む。街路樹はすぐに途切れる。標津の街はこの辺までだ。道は、川を渡る橋に出る。先に(展望塔や観覧橋から)見えた標津川。その先は、原野だ。道の両側に緑の森が果てしなく広がる。
ああ、これが「根釧原野」なのだ。聞きしに勝るとはこのことよ、というかは分からないが、、百聞は一見にしかず。噂以上の広~い、深い森だ。植生している木の種類は常緑樹だ。針葉のトドマツ、ハイマツ、カラマツなどかな。白樺の木もある。
森の中をほぼ一直線に伸びるまっすぐ道を行く。道路には、中標津空港11キロという看板もあった。方向感覚が分からなくなる。どちらが、中標津の街なまか、空港なのか、私達の進むべき道なのか。予定の経路は、地図上では中標津の空港の北の道を通り、養老牛温泉の近くを通る道道を進み、パイロット国道に合流した後、弟子屈の市街地の手前で、曲がり、摩周湖に行く予定だ。
途中、道道「755」、次いで「150」と表示に従い進む。ある交差点を右折し、北に進路をとり進むと、森を切り開いた牧場や牧草地が広がる一角に出た。見通しのきく場所だ。
↓ 当たり一面同じような風景だったので、どこで撮影したのか、忘れてしまった。根釧台地の道。
途中、道道「755」、次いで「150」と表示に従い進む。ある交差点を右折し、北に進路をとり進むと、森を切り開いた牧場や牧草地が広がる一角に出た。見通しのきく場所だ。
また、左折。道道を進む。森の中や牧場、牧草地のまっすぐの道を進む。途中「養老牛温泉20キロ」という看板もあった。地図で見ると近いが、実際は遠い。摩周湖までは60キロくらいはあるのであろうか。
牛の放牧しているところで停まり写真撮影。その後も風景のよい所で車を停めて、撮影しながら進んだ。
「武佐」周辺の沿道ではなかったかな。
↓ 拡大。カマボコ型の牛舎だろうか。道路脇の「↓」。冬は吹雪の原野となるのであろうことを示している。
とうもろこし畑が広がっている。牧場の飼料用ではないか。
「恐らく、あれが摩周湖近くの火山であろう」と直感した。途中、摩周湖の裏の展望台に出る道や斜里方面への分岐を過ぎる。信号は無い。曲がれば、一昨日通った、斜里の街に出る山越えの道となる。
↓ 牧草地の向こうに、林と山々。
標津岳の先の山だ。その左の山の裏のどこかには摩周湖があるはずだ。
↓ 牧場の沿道で。
あまりに眺めがよいので、ここで車を停めて、しばし写真撮影。
↓ 停車した地点から、道路の進行方向。開拓された牧場だ。西に進むにつれて、開拓されている。
標津に近い森は開拓されておらず、密林であったが。
西から東へ、根釧台地の東の海に向かって、開拓が進んでいったことを示しているのではなかろうか。
↓ 摩周湖を取り囲むらしき、山が見えた。
↓ 摩周湖を取り囲むらしき、山と何故感じたかというと、爆裂口のような山肌が見えたからだ。
火山地形のような山の形が・・・。その山でけ、周囲の山と山容が異なっているのだ。
↓ 拡大。摩周湖の周辺を囲む山だろう。
火口のような、絶壁が見えた。岩が露出している。間違いない。
あの裏に、摩周湖があるのだ。紛れもなく、摩周湖は火山の噴火によって、陥没した地形に水がたまって形成された湖なのだ。
更に先に進む。森が開けて丘陵地帯の道だ。起伏のある丘の道を登ったり、下ったり、カーブしながら進む。周囲では、畑作をほとんどしていない。とうもろこし畑はあるが、先程書いたように主に飼料用の栽培であろう。開拓された後の疎林と牧草地がほとんどだ。
さて、パイロット国道の交差点まで、とことろどころ停まりながら、写真を撮影しての走行だった。
↓ 原野を切り開いた牧草地帯の丘が広がっている。
林の向こうは、地平線というのだろうか。海ではない。
少し進んだ丘の上で車を停めて眺望がきくので停車。 ↓ 国道との合流点の先で。
国道との交差点には、信号はない。国道は、中標津や別海町の中心からやって来ている。
丘が広がっている。西の方向。弟子屈の南の方を眺めていることになる。遠くには、阿寒富士らしき山が見える。
景色の写真を撮影して、出発しようとした。と、前に大型トレーラーが停まっていたのだが、動きだした。私達の車の前をノロノロ走るにうな形になってしまった・・・・。スピードが出ないので、ノロノロ走行。積み荷は、なんと大根だった。大根を鉄製のケージに入れて運んででいる。葉は落としていて白い根の部分のみ。たくあんなどの加工用、漬物用であろうか。
北見では、たまねぎだったが、ここでは意外にも大根だった。
根釧台地は大根の産地でもあったのだ。葉を切り落としているということは、集荷して加工、出荷する設備が中標津か別海にあるということだろう。