2015年9月23日 北海道 標津 サーモン科学館(サーモンパーク)見学8(最終)(観覧橋、サケ遡上)

 サーモン科学館を見学した後、公園内の「サーモン亭」で食事をした。「ごはん」がギュウギュウに盛られていたこともあり、おなか一杯になった。
 食事の後、まだ見ていない標津川にかかる橋「観覧橋」へ行ってサケの遡上の様子を見ることにする。

 先ほどは、科学館の展望塔の上から橋を見たのだが、実際に行ってみることに。
 この橋は、サーモン科学館に入場しなくても、無料で入ることが出来る。

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 サーモン亭から観覧橋まで公園内を数百メートル歩く。子供達が公園内で遊んでいる様子が見える。
 公園を吹き抜ける風は、どこまでも涼やかで爽やかだ。
 風は、東の海の方角から吹いてくる。国後島、根室海峡から吹いてくる風なのだ。ここは高緯度の北辺の地、昼下がりの陽射しはどことなく淡く、空は高くどこまでも蒼い・・・・・・。のどかな秋の一日のひとコマだ。

 河原が広い。歩くと苦しい・・・・・満腹なので(笑)。
 橋の上にやって来ると、東からの風がもっと強い。海からの冷たい風が川の水面の上を吹き抜けていく。橋の上では「涼しい」というより冷たさすら感じる風だった。

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 ↓ 科学館を振り返る。 魚道水槽に繋がる水路がある。

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 河原が広い。土手の並木が美しい。白樺の並木だ。本州では、標高1000メートル以上でないと白樺並木は見られないであろう。

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  観覧橋。の手すりには、サケのモニュメントが。標津川を遡上するサケだ。

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 ↓ 下流側の手すり。

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 橋の上に来た。海からの冷たい風が絶えず吹き付ける・・・・・。ビュウと風が音をたてているかのように。

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 魚道の入口。


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 初秋でこの風の冷たさ・・・。が、日差しは強いので長袖シャツ一枚で大丈夫です。冬は猛吹雪をもたらす風となろう。橋の端っこに魚道がついている。水は濁っていてサケの様子は水流に隠れてよく見えない。
 堰の手前の水中にもサケはたくさんいるのはわかるが、見えにくい。水の色とサケの体の色が同じグレー系統ということもある。
 鳥が飛んできて狙うことも。ただし、サケは跳ねることはなく、水中を流れに逆らって滞留している。根釧台地の泥水が川の水に溶け込んでいる。先週の土曜日までは雨だったので、泥炭地層の土が流れ込んでいるのだろう。先程の羅臼の近くの知床半島の清流とはまったく違う水の質だ。標津に来れば、もっと多くのサけの遡上が見えると思ったが、水が濁っていてよく見えなかった。

 橋の対岸。北にも原野が広がり、その先には摩周の山、そのずっと右には知床から続く山地がある。
 対岸には、護岸工事の作業小屋、作業場?がある。
 

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 ↓ 拡大。水が濁っていてよく見えなかった。

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 ↓ 拡大。私の影が水面に映っている。

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 ↓ 拡大。一瞬だけ、魚が跳ねた。あっという間のことだった。シロザケの顔が写っているのかな?。

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 標津川の上流。両岸は森におおわれている。

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 下流の拡大。水量は豊富で流れが速い。

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行き止まりまでやって来た。対岸に渡ることは出来ない。
引き返す。

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魚道の入口。鳥がサケを狙っているのか・・・・。
何匹かサケが跳ねている様子が写っている。

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観覧橋を戻り、科学館の方向へ。

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