2015年9月23日 北海道 阿寒湖

 遊覧船は、「幸福の森桟橋」を16時5分に出発した。
 阿寒湖の東側の景勝地「瀧口」を航行し、広い湖水面にやって来た。湖水に浮かぶ「大島」の近く(阿寒湖温泉街からみて反対側)を通過し、チュウルイ島に向かう。

 ↓ 遊覧船は湖の北東岸(雄阿寒岳の裾野の先端部沿岸)に沿って進む。 

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 船は湖岸の森の脇を通り、広い水面をチュウルイ島、つまり湖の北の方向へ。
 東岸が西日に照らされている。

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 雄阿寒岳から、数千年前、数万年前に流出し、堆積した溶岩の上に森が広がる。その岸辺ほ航行する。

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 船のデッキの様子。阿寒湖の遊覧船は「二層」だ。観光客が行き来できるは。船尾に階段がついているので、昇り降りしながら、後方から景色を楽しむ。
 団体客が乗船しているが、船内の席はほとんど空いている。

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 しばらくしてチュウルイ島へ、東岸を離れ、湖水の沖合?を進む。雄阿寒岳の猛々しい姿が真正面に見える。

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 雄阿寒岳の拡大。遠くから見ても、目出つし、大きな姿なのだ猛々しいオスの(クマ???)ようだから「雄阿寒岳」というのは、私の勝手な推測(笑)。


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 阿寒湖の北側に広がる、雄阿寒岳の稜線。なだらかに稜線にも深い森(原生林だろう)が広がっている。
 ↓ 阿寒湖の北端部の入江だろう。

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 ↓ 原生林の拡大。あとで、写真をみると「ただの森」のように見えるが、本当に深い、緑の濃い森なので、思わず拡大写真を撮ってしまったのだ。

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 阿寒湖の北岸付近と森の様子。写真右に雄阿寒岳があり、右から左に稜線が下がっている。

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 と、船から見て、左斜め前にチュウルイ島らしき陸地が。小屋のような建物見える。
 船は、まっすぐにあの島に向かっているのであれがチュウルイ島だと分かる。

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 余計なことだか、船には携帯電話の電波が届いている。船にアンテナが付いているのだ。

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 湖岸と島の間の水路に船は入って来る。チュウルイ島の端には、アシが茂っている。改めて雄阿寒岳を望む。

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 チュウルイ島の桟橋が近づいて来た。船は速度を落として接岸する。

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チュウルイ島の桟橋と雄阿寒岳。桟橋には、係員がいる。船を係留するロープを掛けるようだ。

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 ゴゴゴゴゴと船はエンジン音を立てて、ゆっくりと接岸する。後方のデッキからは、先程出航した「幸福の森」桟橋がある阿寒湖温泉街のホテル群の建物が見える。数キロの距離はあるかな。近くでは大きい、鉄筋コンクリートのビルも、遠くから眺めると山と森に抱(いだ)かれる、こじんまりとした街(建物の集合体)に見えてしまう。は夕日は写真の右のほうにあり、写っていない。
 温泉街の真うしろにチョコンと出ているピークが阿寒富士であろうか。雄阿寒岳は分かったが、雌阿寒岳と阿寒富士が判然としない。


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 阿寒湖温泉街の拡大だが、チュウルイ島の南端のアシ、ヨシ??の原が左に写り込んでいる。

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 出航して、「瀧口」経由、チョウルイ島まで30分くらいか。遊覧船は桟橋に接岸する。島の桟橋にいた係員が、船のロープを桟橋の柱に結び付ける。
 桟橋から、西を見ると阿寒湖を囲む山の稜線に夕日が沈むところであった。

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 チュウルイ島の北西の岸辺。以前(というか、この旅行の数週間前)、NHKのテレビ番組で見た、現在もマリモが生息している水域は今見えている湖の入江の岸辺の水中とのことだ。
 「あの、水中の浅瀬には、天然のマリモが生息しているのだ。」
 この付近の入江は「チュウルイ湾」と呼ばれるのだが、今見ている場所がチュウルイ湾なのか、自信が無い・・・・。

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 アシの湿地では、カモがお出迎えだ(笑)。


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 チュウルイ湾らしき入江。浅瀬には、アシ、ヨシのような植物がある。
 テレビでは、チュウルイ湾には、川が流れ込んでいて、その浅瀬付近にマリモが生息していると視聴した記憶があるが、川が流れ込んでいる風景が見えない・・・。
 地図で見たところ、この森は、岬のような地形で、更に森の奥(向こう側)に、更に入江があるようなので、そちらに川が流れ込んでいるのかも知れない。
 テレビ番組では、阿寒湖北岸は、国の許可を得た者以外は、入域できない管理区域になっているそう。原生林の中を湖岸線に沿って、林道が開通していて、車で走行している様子が放映されていた。
 しかし、船から岸辺を見たところ、林の中を通る林道は視認できない。

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 観光客は、ぞろぞろと、船を降りる。桟橋から林の中を通り、

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 マリモ観察館へ歩いた。 桟橋からは、「雌阿寒岳」の美しいシルエットが見えた。↑