2015年12月6日。 (なごや旅7)

  犬山城にやって来た。

 開門時刻の午前9時に入場した。 券は、「明治村とのセット券」をここ犬山城のチケット売り場で買った。
 
 石段を登ると、天守閣前の広場に出た。以前と同じままだ。変わっていない。早速、正面の石段を上って天守閣の入口から入る。靴をビニール袋に入れて、スリッパに履きかえる。

 展示品、年表、写真などをざっと見ながら、進む。

 最上階にやって来た。最上階に昇る、最後の木の梯子は狭い。急だ。北から、南にはしごがかかっている。
最上階は、ガランとしていて、展示品は無い。写真なとが、壁の高い所に掲示してある。基本的に、最上階は展望台だ。
 本日は高曇りといった天気。前回来たときも同じようだった。木製のテラスに出る北と南の出入り口には、係員が立って注意喚起している。思い出した。ここのテラスは、ななめにせり出すように付いているので、危険だ。よって、係員が付いているのだ。城の説明によるとテラスは「回り縁」というので、以後、書き方は統一する。
 眺望を順番に書いておく。

東・・・城のすぐ下の眼下を見る。「名鉄犬山ホテル」がある。前回、2012年11月に訪問した「如庵」がここにあるのだが、壁に囲まれた庭園は視認できるが、如庵と正伝院は確認できない。庭園内の林に囲まれて、見えないようだ。
 犬山の市街地を挟んで、丘の上には遊園地が見える。南東の方向を見ると、丘陵地帯だ。紅葉している。赤や黄色く丘の林が色づいている。

西・・・
長良川が流れている。堰がある。川にかかる橋は車が走行している。眼下は城下の崖と林だ。

南・・・
 濃尾平野と名古屋市内が見える。遠くに名古屋駅近くの高層ビルがうっすら見える。
 ホテルの窓からも高層ビルは見えたが、写真は撮影しなかった・・・・。ホテルから更に、北、名古屋市内中心部から遠ざかったので、霞んで小さく見える。
 こうしてみると、濃尾平野には、高いビルは最近できた名古屋駅付近のビル以外には、無い。田畑と家屋が広がっている感じ。

北・・・
 長良川が流れている。崖の上に屹立している。本当に落っこちてしまいそうになるくらい、急な崖と岩肌。
 北岸の街は岐阜県なのだが、静かだ。名鉄の電車が橋を渡る音が響いてくる。
 回り縁に出て、北東の方向に雪をかぶった山が見えた。係員の人だったか「御嶽山が見えるよ。」と言った。富士山のようではなく、牡丹の葉を組み合わせたような、山容で、傾斜のゆるい円錐形だ。くっきりと山の姿を認めることが出来る。思ったよりも近くて大きく見える。
 噴火して多数の犠牲者が出たのは、記憶に新しい。噴火したときは、黒い、灰色の噴煙がかなりはっきり見えたのではないか。天気にょっては見えなかったかも知れないが・・・・。

 天守閣最上階の「望楼」から景色を見て、15分から20分くらいいた。梯子、階段を下り、外に出た。



 ↓ 2012年秋の訪問当時。 犬山城(2015年12月の画像ではありません。)


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