2015年12月6日。 (明治村 見学)

  博物館「明治村」の見学も終盤となった。正門に近い「一丁目」を散策する。ただし、急ぎ足で(笑)。


  正門の近くにある「近衛局本部附属舎」の前を通り、林の中の歩道を丘の上に歩く。と、視線の先に先頭が尖ったレンガ造りりの赤茶色の建築物がある。明治村の移築建築物の中でも「旧三重県庁舎」や「旧東山梨郡役所」と並んで有名な建物、「聖ヨハネ教会堂」だ。
 これらの建築物は、すでに書いたがいずれも国指定の重要文化財だ。

 ↓ 正面から教会堂を見上げる。


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↑ 教会堂の下の部分。

アーチの曲線と塔の上の屋根などの三角形、そして上に伸びる直線を組み合わせている設計だ。

↓ 正門からここに至る歩道の脇から。
右の出っ張った三角屋根の建物部分が、内陣の十字の端だ。


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正面横から。塔は、望楼のようになっていて、八面の塔。八面塔の正面の壁には、もれなく縦長のアーチ窓がついている。採光を意識している。

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 玄関を入る。靴を脱いで、上がる。出入りする人で混雑している。内部の一階は、子供の遊び場になっている。
 階段を二階の昇る。玄関の両脇に二か所、階段が設置されている。

 塔の内側は、階段のようだ。内部の壁にも装飾がある。ランプを乗せる第のようなものが設置されている。芸術性と実用性を兼ね備えているように感じた。

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内部の一階は、子供の遊び場になっている。 ↓
天井は改築されている。昔は、木造のしっくいの天井だったのでは?。
説明によると一階は元々、日曜学校ゆ幼稚園として使用されたそう。
道理で。現在では子供の遊び場になって、子供の歓声が響いている訳だ。
今から100年前も子供の歓声はここ一階で響いていたのだろうか。


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 玄関の近くに文化財の指定書があった。
 「旧日本聖公会京都聖約幹?教会堂」が正式名称だった。プロテスタントの教会。
 京都の河原町通りの五條教会だったとある。すると、現在の国道一号線と鴨川近くの道路の交差点の近くのどこかにあった筈だ。

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階段を昇る。一階の玄関の様子。

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八面塔の内部は階段だった。
正面の三角屋根の支柱が、内部を斜めに貫いている。
窓がいづれの壁面についているので、、階段が非常に明るい。
アーチ窓の木枠も装飾が施されている。

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壁面のステンドグラス。
カトリックの教会堂と比較して、シンプルな造りだ。カラフルでは無い。実用重視のようなステンドグラス。

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階段を昇ると、二階が礼拝堂になっていた。

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