2017年1月9日(月)

 年が明けた。今年初めて「東京国立博物館」にやって来た。

 特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」が開催期間延長になっていたので、入場した。
 (「櫟野寺」の文字がウェブ上では表示されないかも知れないが、その節はご容赦頂きたい。「らくやじ」と読む。)
  「博物館に初もうで」というこで館内を見学する。二階の国宝室に行く。

 ↓ 等伯筆 国宝 松林図屏風の展示があった。
  三年前の正月2日に来たことがあり、そのときに公開されていて、鑑賞したことがある。


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 ↓ 左の屏風。

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 ↓ 左下にあった「等伯」の落款。

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 筆で墨をサッサットと描いたのだったのかは分からないが、筆遣いが判る。

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 前回見たとき、特に撮影をしなかった。撮影可なのか分からなかったので・・・。今回は撮影禁止とは書いていなかったし、室内で撮影をしている人がいたので、私も撮影した次第。
 フラッシュ禁止ならば撮影可能のようだ。作品の前には多くの人が集まっていた。人が途切れたところで、左右両方の屏風を撮影をするひとができた。

 ↓ 国宝室の隣の部屋に展示があった、国宝「扇面法華経冊子」
   経文はなんと書いているのか判らないが美しい絵が描かれている。


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↓「新春特別公開」の告知。


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↓ 江戸時代の作品が展示してある部屋を通り、移動する。

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↓ 江戸時代の絵画などの展示室。
 円山応挙の「雪中老松図」。文化財指定は無いようだ。
 
 説明文によると「・・・・絹地の白さを生かし、枝上の雪を浮かび上がらせる。・・・・」とある。

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 雪の白い部分には、何も塗っていないのでした。墨の濃淡で松の幹や葉の様子を表現している。
 以前、三井記念美術館で見た国宝「雪松図」に酷似している。ああ、やっぱり同じ作者なのだと納得した(笑)。

↓ 説明文。明和2年の作であった。

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 元号の「明和」は9年で改元となったことはよく知られている。「明和9年」は「迷惑年」とひっかけられたことはよく知られている。
 ところで、この見学の翌週にセンター試験があった。翌日、新聞に載っていた問題をたまたま見たのだが日本史の問題で「明和」と「宝暦事件」の順番を問う問題があった。どっちが、先の年号だったかな?(笑)。


↓ 「新春の特集」の展示があった。今年は「酉」年なので鳥の作品の展示がある。
「若沖」の鶏を描いた作品の展示があったが、私が注目したのは、「赤坂離宮」の七宝の装飾の下絵だ。
 「赤坂離宮花鳥図画帖」とタイトルがついている。

 迎賓館旧赤坂離宮の「花鳥の間」は前年(2016年)の2月に見学をしている。

 ↓ この鶏の絵は、実際に「花鳥の間」にあった鶏の絵の七宝作品とほぼ同じである。
   

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作品は渡辺省亭と荒木寛畝の筆。説明によると実際に採用されたのは、渡辺省亭の作品とのこと。
↓ 鴨。二羽(数え方が間違っていたらスミマセン。)

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↓ 鶏。

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 これらの下絵を基に七宝を制作したのだった。迎賓館の「花鳥の間」での七宝作品は下絵のように楕円形であり、金属製の枠に囲まれて木の壁に埋め込みされていた。

 このブログ、実は「迎賓館 一般公開」など「迎賓館旧赤坂離宮」関連のキーワードでアクセスが結構あります。