2017年、平成29年もそろそろおしまい。
 そこで、今年見た美術館、博物館関係の展覧会、資料などの展示会(企画展などと呼称はいろいろとあると思いますが・・・。)のオリジナルランキングです。
 すでに新聞の文化面などでは「今年の美術展ランキング」の記事が掲載されていましたが、私の場合は美術展以外の展示会、企画展などについても含めます。

 昨年の暮れに書いた2016年のランキングベストでは「原田直次郎展」(神奈川県立近代美術館葉山館など巡回)を私にとっての一位としましたが、果たして今年2017年(平成29年)は?。

 「2017展覧会 ベスト10」の発表です。

一位 「ティッツィアーノとヴェネツィア展」  東京都美術館
 なぜかティッツィアーノ好きな私としては、一番印象に残った展覧会であった。
 なんたってオレの前世は ルネサンス期のイタリア人(そもそも当時イタリア人という概念があったかは確認していない)だったから(ギャグ=笑)。

二位 「アルチンボルド展」 国立西洋美術館
 画家の名前をよく理解していなかったが、絵はどこかで見たことがあるぞ、という画家の展覧会。

三位 「クラーナハ展」 国立西洋美術館
 昨年から今年の初めにかけて開催された展覧会。昨年の予告通りに今年のランキングでの入選(笑)。
 
四位 「シャセリオー展」 国立西洋美術館
 実は名前を知らなかったよ・・・、というフランスの画家の展覧会。しかし、シャセリオーの短い生涯と作品に迫る興味深い展覧会であった。モテ男だったシャセリオー・・・。恋人 アリス・オジーら、女たちとの恋愛と彼の死後も続いたアリスの彼への想いには胸に迫り来るものがあった。
 う~ん、モテ男に嫉妬している(現在の)非モテ男のオレがいた!!??。

 今年は4位まてが西洋絵画の展覧会がランクインした。
 上位3位までのティッツィアーノ、クラナーハ、アルチンボルドの三人は、ほぼ同時代の人物。ハプスブルグ家の皇帝マクシミリアンやその孫、皇帝カール5世(スペイン王 カルロス1世)と後任の皇帝フェルディナンド1世(オーストリア大公)の兄弟らが君臨した時代。激動の時代を駆け抜けた画家たちではないか。更にクラナーハの友人 マルティン・ルターも登場する。宗教改革者ルターを召喚して「追放」を宣言したのが、若き日の皇帝、カール5世。
 ここに同時代で最も有名な芸術家、ミケランジェロとも生存時期がかぶっているとなると、一種のドラマすら感じます。

五位 「萬 鐡五郎展」 神奈川県立近代美術館葉山館
 近代日本の画家の回顧展からランクイン。重要文化財指定作品も1点ある。主に出身地 岩手県の美術館からの貸し出し作品がメインであった。

六位 「春日大社展」 東京国立博物館
 現地の春日大社国宝館でも宝物は、見れるかもしれませんが、春日大社の宝物を大々的に公開した大展覧会であった。

七位 「東京藝術大学創立130周年記念特別展 藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた展」 東京芸術大学美術館
 学校創立130周年記念の「大」展覧会。バラエティー、ワイドショー番組でも紹介されるなどマスコミ露出も積極的であった。

八位 「雪村展」 東京芸術大学美術館
 厳しい戦国の世、東国を旅した謎の画僧の作品を集めた展覧会。その名から判るように雪村の生きた時代の少し前に存命した偉大な画僧 雪舟を尊敬していたことは想像に難くない。

九位 「運慶展」 東京国立博物館
    と「快慶展」 奈良国立博物館
  二個の別々の展覧会ですが、春(開催)奈良の快慶と秋東京の運慶と一緒に仲良くランクインとします()。

十位 企画展 「賀古鶴所という男」 文京区立森鴎外記念館
 記念館、資料館での企画展示からのセレクト。文豪 森鴎外の年賦や作品解説では必ず登場する人物ではあるが、事績はほとんど知らなかった人物の紹介展示。「鶴所」が本名か筆名かも知らなかった私にとっては、医師、歌人 賀古鶴所の人となりを知ることが出来た。彼もまた、鴎外と同じく明治時代の知識エリートであった。
 やっぱり林太郎の筆名「鴎外」は「鶴所」の本名の対極して林太郎が付けたと私は確信したよ。

番外1 特別展「国宝」 京都国立博物館
 いや~、別格でしょう。順位は付け難いので番外とする。私は3回行ったよ・・・・。

番外2 特別展「国宝」 毛利博物館 と 「雪舟 発見! 展」山口県立美術館
 たまたま今年、鑑賞する機会を得た、山口県防府市の博物館での企画展。ここの「国宝展」は今年だけという訳ではなく、毎年11月には定期的に「特別展」として開催されているようだ。しかし、かつての「西の京」山口に程近い、防府市での今年の「国宝展」は、さながら「西の京の国宝展」の様相を呈していた!?。
 山口市の山口県立美術館も訪問した。新(再)発見の「雪舟作品」も鑑賞する機会を得ることができた。「雪舟 発見! 展」であった。常設展示の延長という感じの展示であったので、選外とするか、同館ではちょうど奈良の「西大寺展」が開催されていた。春に東京で「西大寺展」を鑑賞した。「西大寺展」もランキングさせたいところではあるがスペースの関係で割愛させて頂く。

 「ランキング」といっても、それほど多くの展覧会、企画展、展示会を見た訳ではないので順位付けはかなり難しいです。しかも、鑑賞した展覧会のほとんどが、ランク入りです(笑)。
 セレクトは、あくまで私の独断と偏見です。

 「入館者数」でいうと「ミュシャ展」国立新美術館が人気を博したと思います。「ミュシャ展」は最終日の月曜日、平日も大混雑でしたからね。
 「怖い絵展」も大行列だったようです。私もその列を目撃しました。同展を開催していた美術館の壁面には「フェルメール展」の予告看板があった。来年2018年は大(敢えて「大」の文字を冠する。)「フェルメール展」が上位入賞で間違いないでしょう