遊行寺宝物館 特別展「遊行寺の逸品」 鑑賞1 2018年2月

 藤沢市にある時宗の総本山、正式には「清浄光寺」(一般的には「遊行寺」と呼ばれている)にやって来た。
 久々の「地元ネタ」。積極的に掲載していかねば(笑)。あっ、昨年11月の鎌倉国宝館「足利持氏展」の記事も詳細掲載しているぞ

 今回の企画(特別)展の目玉は、重要文化財「後醍醐天皇像」。教科書、歴史資料集などでその画像が必ずといってよいほど掲載されている肖像画である。 その「後醍醐天皇像」が藤沢の遊行寺にあるというのだ。知ったのは最近のこと、というより昨年の春先だったか、遊行寺のウェブサイトで見たか、掲示してあるポスターで見たのどっちか。1月1日の初もうでから2月中旬にかけて開催された企画展で、展示されていることを知った。ポスターの写真も「後醍醐天皇像」の拡大一部画像が掲載されていたので。
 教科書や歴史資料集に掲載されている「後醍醐天皇像」には「清浄光寺蔵」と必ず記載されているであろう。だから、「清浄光寺蔵」とこの肖像画の画像を見たときは認知していたのだろうが、いざ企画展の告知を見ると「いや~、知らなかったよ。でも、なぜ後醍醐天皇ゆかりの吉野(奈良県)や京の都にある寺院ではなく、京から遠くはなれた、しかも天皇が悲願の打倒を果たした鎌倉幕府の所在地近くのお寺にあるのか?。」と率直に思った。
 しかし昨年は、なぜか見学に行かなかった・・・・・。重要文化財「後醍醐天皇像」はのみがしてしまった訳だが、今年になってからも特別展「遊行寺の逸品」というタイトルで公開されていた。特別展のポスターは、昨年と同じく重要文化財「後醍醐天皇像」の拡大写真が掲載されている。特別展は1月1日から2月12日までである。
 初詣のついでに来ると、又は毎年1月2日と3日に開催される箱根駅伝の観戦のついでに来ようと思ったが、結局実行せず。しかし、今年こそは見逃すまい、と会期終了の間際に遊行寺宝物館にやって来た次第だ

 本当は「初もうで+箱根駅伝観戦」を兼ねてくるのがよいのですけどね。国道1号線の「藤沢橋」の交差点、箱根駅伝の中継においては「遊行寺前」付近で観戦がよいのではないか。特に箱根駅伝の「遊行寺前」はタイムのチェックポイントでテレビに映ることが多い。よって、沿道で観戦をしていれば、テレビに映る可能性が高い。
 前回は宝物館のリニューアルオープンを記念して「一遍上人絵巻 全巻公開」と銘を打たれた展覧会に2015年の11月と12月の2回来た。

 重要文化財「後醍醐天皇像」。天皇の冠の上には、赤い球体が描かれている。「日の丸」を思わせる真っ赤な日輪である。そして天皇は手に「三鈷杵」など密教の法具をお持ちになられている。密教の儀式の様子を描いたお姿なのだ。密教といえば、高野山か比叡山であろう。何故、時宗の総本山、関東の地、藤沢の清浄光寺にあるのか、ますます分からなくなってきた・・・・。近年、藤沢など東海道線沿線地域も東京、横浜の通勤圏内にあるベットタウンとして住宅化が著しい。だから、私も元々神奈川出身とはいえ、居を定めて住んでいるのだ。近隣に住んでいても、遊行寺にはなかなかやって来る機会は無いなあ。
 とある最終日にも近い休日、急いで特別展「遊行寺の逸品」の見学に行った。1階のチケット売り場で購入する。入館料500円である。展示室は二階。改めて展示室の中に入ってみる。2年前のリニューアルオープンのときと展示室内の様子は変わっていない。
 室内は会期末近くのためか、思ったよりも入館者がいる。室内には私以外で6名くらいだろうか。私よりも若いくらいの年齢の男女もいる。途中から、20歳台~30歳台前半と思われる男性も1人でやってきたし、60歳くらいの夫婦らしき男女もいたり、60歳~80歳くらいの年配者ばかりと思ったが、意外にも平均年齢は高くない。
 展示室に入ってすぐのところにある空也の小さい象はそのままだった。文化財指定は無いが、室町時代の木像である。前回同様一遍と空也の関係は、展示されているこの木像を見ただけでは分からない。「なぜ、時宗に空也なのか?。」と思ってしまう。
 室内の壁には一遍上人と遊行寺の年表が掲示してあるのも同じだった。前回訪問時にもあった。
 改めて年表を見てみると、一遍上人は「伊予の国の生まれ。」とある。「そうだったな。」と思い出した。伊予もルーツのひとつある私自身にとっても身近に感じる

  
 ↓ 2015年11月に訪問時撮影の遊行寺宝物館。展示室は二階でした。中に入ってみるとさほど広くありません。 宝物館に入るのは3回目である。「一遍上人絵巻」の特別公開のときに2回来たことがある。

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↓ 今回訪問時の宝物館。寒い日であった。「真冬の快晴」であった。

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